雑感
イリヤ王国の第二王子。初期から主役級に出番が多かった割になぜか一向にプレイアブル実装されず、事あるごとにネタにされていた悲運のスマイル仮面。1年以上経ってようやく実装された折には螺旋で全く見せなかったスキルを習得し、DOTによるジワジワ間接攻撃の鬼と化していた。
ルトフィのポイント
・敵の警戒スキルを解除できる
・ステルス状態のままDOTを周囲に撒き散らし、立っているだけで敵が死ぬ
・え!ノノヴィア専売だった脆弱3をパッシブで!?
個性
行動開始時、自身から3,4,4,6,6マス以内の敵3,3,3,4,4名を強制的に選び、警戒状態を解除する。
「計画中」の持続ターンが3,3,2,2,1になる。
攻撃+0,0,5,5,10,10%。
攻撃前、目標が1つのデバフを持つごとに、自身の攻撃+5%(最大20,20,30,30,40%)。
敵に対し「支援」または「デバフ」スキルを使った後、対象がデバフを1つ持つごとに、物攻値の5%の生命流失を与える。最大で物攻値15,15,25,25,35%まで。1,1,1,2,2ターン継続。同ターンに4回まで発動。
計画中:
デバフ。スキル「將殺」「引入」を使用後に獲得する。所持中は上記のスキルを使えない。解除不可、無効化不可。
災害瓶を投げるとデバフが2つと10%の生命流失を与えることができる。
ルトフィのコアスキルである「引入」は、初期状態では3ターンの持続時間が切れた後に3ターンの「計画中」(=待機状態)が発生して大きな隙ができてしまう。個性を伸ばすことで計画にかかる時間を短縮できるため、彼を使うなら星上げの優先度は非常に高い。
初期スキル
兵不厭詐
(支援)兵不厭詐を1ターン得る。
兵不厭詐:
バフ。回避を1回獲得。回避発動時、相手の背後に瞬間移動して100%物理ダメージを与え、再度回避を獲得する。効果が発動すると解除される。
即時でもなく消費もデカい。あまり出番はなさそう。
ランク1
極限兇刃
(物理ダメージ)単体に150%ダメージ。もし目標が負傷状態なら攻撃時のクリティカル率とクリダメ+30%、援護防御無視。
ダメージ倍率は高いが、残念ながらルトフィはそういう役割ではないと思う。
召喚保鏢
(支援)ボディガードを1人召喚する。召喚できるのは同時に1人まで。戦闘中2回まで使用可能。
見た目は傭兵。所持スキルはカウンター、ノックバック、援護防御。特筆すべき性能ではなく脆い肉壁にすぎないため、普段は使わないだろう。
ランク3
滿盤皆活
(オーラ)自身から3マス以内の味方にクリティカル率+20%、クリダメ+10%
離間
(パッシブ)行動終了時、自身から3マス以内のランダムな敵3体を強制的に選び、援護不可、攻撃-20%、被ダメ+30%を2ターン付与する。
序盤で猛威をふるったノノヴィアの専売特許、易傷3をなんとパッシブで所持している。誰がなんと言おうとマストバイ。
ランク5(リアクション)
回能
あえて物理アタッカービルドに挑戦したいという方はこちらをどうぞ。
亂心
(リアクション)行動終了時、ダメージを与える行動をしなかった場合、自身から3マス以内のランダムな敵3人に対しLv2デバフを1つ、物攻値40%の生命流失を与える。2ターン持続。
立ってるだけで物攻40%の生命流失を3人にばらまく。マストバイ。これを活用するためには直接ダメージを与えず間接攻撃で削るビルドにする必要がある。
ランク7
風起浪涌
(陣営オーラ)フィールド上の「疾走如風」陣営の味方に対し、攻撃+10%、防御+20%。
アクティブ攻撃、支援・デバフスキルを使用時、敵が3個以上のデバフを持っていれば、自身の攻撃+18%、さらに運籌帷幄を1ターン獲得する。
運籌帷幄:
バフ。自身のターン以外の時、攻撃+18%
効果値は高いが、ルトフィに持たせる枠はない。
引入
(デバフ)自身から3マス以内の敵全員を引き寄せ、移動-2、アクティブスキル禁止を1ターン与える。さらに自身は「引入」を3ターン獲得する。効果終了時、「計画中」を3ターン得る(※個性で減少する)。
引入:
バフ。敵の攻撃対象にならない(範囲攻撃と環境ダメージは受ける。また強制選択の対象にはなる)。攻撃+30%。アクティブ攻撃をすると解除される。
計画中:
デバフ。スキル「將殺」「引入」を使用後に獲得する。所持中は上記のスキルを使えない。解除不可、無効化不可。
ルトフィの反則的な強さの源。マストバイ。敵を集めて自分は3ターンステルス化し、その間ずっと敵集団の中からおぞましい量のDOTを撒き散らすことが可能になる。多くのステージが「あれ?何もしてないのに敵が死んだ」状態になるだろう。
アクティブ攻撃をするとステルスが解除されるとあるが、これは直接殴ってダメージを与える行為を指す。ランク9で習得できる暗棋、ランク11の破局之焔はただのデバフでありアクティブ攻撃には含まれないため、何もせず待機しなければならないわけではない。
「スキル発動後」ではなく「効果終了後」から起算するクールタイムがあり連発はできないため、敵集団の近くで効果が切れると即ボコボコにされてしまう。効果が切れる前に殲滅するか、カバーやシールドで保護したり、一旦離脱するなりで対応しよう。星5まで育てても1ターンはステルスが切れている状態になる。味方のバフで行動速度を上げるとルトフィの行動後(ステルスが切れた後)に動ける敵が増えてしまうので注意がいる。
またクールタイムは通常と異なり「計画中」というデバフ扱いでランク11の將殺と待機時間を共有するため、引入と將殺を併用するのはオススメできない(將殺を使うと引入が待機状態になってしまう)。
ランク9(通常攻撃)
閃將
(通常攻撃)単体に100%物理ダメージとランダムなLv2デバフを2つ与える(2ターン)。デバフの効果中に対象が攻撃してきた場合は回避して物理40%で追撃し、自身は1マス後退する。
暗棋
(通常攻撃/デバフ)敵のバフを3つスティールし、同時にランダムなLv2デバフを1つ、物攻値の80%で生命流失を与える(2ターン)。
直接ダメージを与えない、珍しい通常攻撃スキル。物攻値の80%のDOTは強烈。戦闘中の物攻が仮に4000としてシールド無視のダメージを3200、それを2ターン。バフを3つも盗める。ノーコストで射程2。文句なしにマストバイ。
ランク11
將殺
(物理ダメージ)敵の背後へ瞬間移動し、目標から2マス内のランダムな敵に4回の100%範囲ダメージを与える(対象が重複した場合は50%ダメージになる)。攻撃前、クリティカル率とクリダメ+50%。攻撃後、「計画中」を3ターン得る。
計画中:
デバフ。スキル「將殺」「引入」を使用後に獲得する。所持中は上記のスキルを使えない。解除不可、無効化不可。
出力は非常に高く、1人に叩き込めば倍率250%のまさに必殺技・・・なのだが、ルトフィはステルスからDOTかけまくるだけで敵が蒸発していくお手軽ムーブが強すぎるので、それを捨ててまで直接攻撃スキルを採用する意欲はなかなか湧いてこない。
その上、將殺は引入と「計画中」を共有しており、將殺を使うと計画中になって引入が使えないという致命的な欠点がある。これを使うなら引入を切って物理アタックビルドに切り替えるべきと思うが、殴って火力を出すならルトフィより他に適任がゾロゾロいる点は悩ましい。ルトフィは物理攻撃性能もかなり強い部類だが、筆者としては彼にしかできないことをやらせたい。
破局之焰
(デバフ)目標地点から周囲1マスの敵に點燃を2層与え、地形を燃焼パネルに変える(2ターン)。
點燃:
デバフ。行動終了時、術者の物攻値+魔攻値の25%のHPを失う。
直接ダメージがないためステルスが解除されない。燃焼で敵の足を遅らせつつDOTで削っていく、割と殺意の高いスキルである。
使用感
物理攻撃で殴るビルドか、ステルスDOTでいやらしく削るビルドに大別される。筆者は後者を推すが物理ビルドもちゃんとこなせるだけの性能はあると思う。スキルツリーもほぼ真逆になってしまうので試していないが。
後者(ステルスDOTビルド)の場合、基本方針は生命流失を強化するために物攻乗せ。武器は新生。防具は災害瓶。個性の効果で生命流失がつくからお得だ。先行突出して囮になりつつ物攻値依存のDOTを撒くのでマントで物攻上げるのもありだろうか? タロットは悪魔で物攻値を稼ぐか、審判の特殊効果で敵に10%の被ダメ増を入れて味方に殴らせるのがよさそうだ。パッシブの易傷3もあわさり最強。
個性が育たないと計画を熟考しすぎてほぼ引入1回の使い捨て状態になってしまうので3まではさっさと上げよう。ステルスが切れた時の対応策は考えておくこと。ココアにカバーさせておけばとりあえずは安心。アイサはさすが王室警護兵だけあって好相性で、誓約させておけばそこらの雑魚ではルトフィの髪の毛一本触れることはできないだろう。