リラ

名前クラスレアリティ
リラディフェンダーSSR
画像所属武器
緋紅之夜
イリヤ

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

緋紅之夜で登場した、ラヴィアとサフィアの上司であり先輩。王国軍ウェーブラン保安局機動隊の隊長。物腰は柔和で理性的だが、反社との交渉事も引かずにまとめ上げるしなやかさを併せ持つ。

シナリオ戦闘ではこれといった見せ場がなく強キャラのイメージではなかったものの、実装されると警戒反撃が盛り盛りに盛られており、試用マップでプレイヤーたちの度肝を抜いた。

リラのポイント
・広範囲警戒スキルを持ち、物/魔の遠距離攻撃に対しブロックや撃ち返しができる
・緋紅之夜の陣営オーラ

個性

ブロック可能(魔法攻撃もブロックする)
自身から3マス以内かつ正面・側面から攻撃される時、60%物理ダメージで先制する(1ターン6回まで)
行動終了時、自身が敵の危険範囲内にいる場合は「鳶尾之姿」を獲得し、次の行動開始時まで持続する
魔防+25%
行動開始時にEN1回復

鳶尾之姿:
与ダメ+40%
攻撃時、対象の防御を20%無視する

星2で先制回数が2→4、星3で先制範囲が2→3に増えるので実用するならここまでは欲しい。さらに強化すると星4で先制ダメージが物理40%→60%、先制回数4→6、魔防+15%→25%。完凸で行動開始時のEN回復が加わる。

「鳶尾」とはイチハツの花のこと。

通常攻撃

単体に75%物理ダメージ
攻撃前に対象が3個以上のデバフを持っていた場合は追撃し、35%物理ダメージを2回与える

杖中剣。石中剣ではない。

リアクション

正面・側面から遠距離攻撃を受けた時、かつ攻撃者の速度が自分よりも遅い場合、攻撃を回避する(毎ターン1回まで)
回避時、攻撃者の方向3x4マス内のランダムな対象に60%物理ダメージ

「飛んできた弓を剣で弾き返して他の敵に当てる」という、言うのは簡単だけど実戦でやるか普通?という驚きのスゴ技。近接攻撃は受け流せない。

協防

自身から2マス以内にいる味方ユニット1につき防御+10%(最大40%)

密集形態で防御をとにかく固めたいシチュエーションがあれば役に立つ。

警用套索

即時
目標に「禁錮」、攻撃-20%、援護禁止を2ターン付与する
すでに禁錮状態の敵は2ターンスタンさせる
戦闘ごとに3回まで使用可能

禁錮:
干渉系デバフ
速度-100、移動できない

あまり使う機会はないだろう。

風浪同舟

即時
自身から4マス以内の他の味方ユニットを、自身の周囲に転送する
自身は援護防御、ブロック強化2、同舟を2ターン得る

ブロック強化2:
正面・側面から遠距離攻撃された時、100%ブロックする
ブロック時の被ダメージをさらに-25%する

同舟:
反撃・警戒・先制のいずれかが発動した場合、対象にパッシブ封印と攻撃-20%を1ターン付与する

リラの特徴的なスキルのひとつで、散らばった味方を一瞬で呼び戻し、自分の周囲に固めた上でカバーすることができる。足の遅い味方を一気に前線へ引っ張り上げることもできるし、突出したユニットを連れ戻すこともある。

防御を強化する部分については文句ないのだが、集合の効果は本人から4マスというのが絶妙に使いにくい。

避風港湾

被ダメ減少-40%を獲得する
自身から3マス以内の味方に物防+40%、魔防+40%、被貫通ダメージ-30%を2ターン付与する

これまでゲームに存在した防御性能アップを過去にする超一級のスキル。被貫通ダメージ軽減は初登場な気がする。免傷4はマイサなどが持つ無懈可擊にもあるが、こちらは広範囲の防御を大幅に上げられるのが特徴。苛烈な範囲攻撃にまとめて晒される場面があれば役立つだろう。

ツリーで「風浪同舟」と競合しなければ文句なしに取得するが、競争相手のせいで一旦保留になったまま忘れられてしまう可能性が高い。

上級陣営オーラ:緋紅之夜

「緋紅之夜」陣営の味方に、攻撃+10%、防御+20%、与ダメージ+12%を付与する

つよつよユニット揃いの緋紅之夜陣営をさらに強化するつよつよオーラ。パミさん!トリさん!ラヴィさん!やっておしまいなさい!

見ての通り非常に手軽な与ダメアップ手段で効果もそこそこ。アタッカーの自己強化バフを削ってこのスキルを入れるかと言われたら困るが、リラなら搭載してもいいだろう。

斬盡雲翳

自身の周囲2マスの敵に25%物理ダメージx3回
ダメージ後、与ダメ+20%を2ターン付与
攻撃後、「鳶尾之姿」「斬盡」を1ターン獲得

鳶尾之姿:
与ダメ+40%
攻撃時、対象の防御を20%無視する

斬盡:
個性の攻撃方式を「強制警戒」に変更し、警戒範囲+1、回数+1、中断されない
警戒回数を使い切った場合は元の個性の攻撃方法に戻る

強制警戒:
状態。警戒範囲内で敵がスキルを使った場合、警戒が発動する。

リラの必修スキル。周囲2マスにダメージを与えた後、警戒態勢に入る。個性が星3以上なら警戒範囲は4マスになり、星4以上で1ターンに7回発動する。

周囲と範囲の違い

周囲2マス
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範囲2マス
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雲翳:雲に覆われた空、斬盡:全てを切り払う、の文字通り万軍を1人で斬り伏せかねない強烈なスキル。

戦場穿行

被ダメージ-15%
燃焼無効、スキル中断無効
行動終了時、自身から2マス以内の敵の罠と特殊地形効果を除去する

持っているだけで被ダメ-15%は大きい。罠や地形効果の除去は特殊なステージやPvPで活用できる場面があるが、味方が敵に対して使った地形効果も消してしまうので注意。ルヴァタやフラヴィアとは相性が悪い。

迎撃姿態

自身の魔防の40%を物攻値に加える
戦闘開始時、最大HP+10%

物攻とHPがアップする。新生の刃を装備しているなら攻撃力がさらに上がる。リラの出力を少しでも補って攻撃参加させたい場合に。

使用感

ガッチリ防御を固めて味方をかばうのではなく迎撃で味方への被害を減らすタイプのディフェンダー。遠距離攻撃がぽんぽん飛んでくるマップでは守りの要としてぜひ起用したいところだが、環境的にはすでにパワーインフレが進み、守るよりも初手でバフ盛ってエネルギー補充したら秒で突っ込んでぶっ飛ばしたほうが早い…という風潮であることは否定しがたい。

実装時の接待マップ以外で特性に噛み合う場面があるとは考えにくく、逆境での高難度ボス戦ばかりが注目される昨今の環境において存在感を示せるかはやや微妙なライン。販促マップでの超警戒がピークだった、ということがないように祈ろう。研究が進めば物理版のモモになれるかもしれない。

装備は新生の刃+ハンターの直感が安定。別のパターンとして守護の決意+守護正義之盾も考えられる。いずれにせよタロットはで決まり。刻印は剣+杖または剣+聖杯で出力を補うか生存性を高めるかしたい。