ターイル

名前クラスレアリティ
ターイルウォッチャーSSR
画像所属武器
法皇国

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

イリヤ邦国(滅亡)の旧王族で今は法皇国に囲われている歴史オタク。常に温和で理知的な態度を崩さず、籠の鳥を自称しているが割と気ままに各地を放浪中。たまにルトフィ(イリヤ王国第二王子)と混同している人がいるが確かにちょっと雰囲気は似ている気がしないでもない。

ターイルのポイント
・範囲EN回復や範囲速度バフ、即時バフを複数持つ異次元のバッファー兼ヒーラー
・支援スキルのついでにHPを回復させる個性を持つ
・周囲に出現する巻物を拾うことで「知識」を溜めて専用スキルに転化できる

個性

行動開始時、自身から3マス以内の空き地に「書巻」が出現する。
ターイルが書巻を拾うと知識+1、ランダムでLv2バフを1つ得て(2ターン)、3マス再移動できる。
知識+2ごとに「史学スキル」を1回使える。
知識の保有上限は2,4,4,6,6。
戦闘開始時に知識+1,2,3,4,5。
移動力+0,0,1,1,1。
回復スキル、支援スキルを使用時に射程+1,1,1,1,2、さらに対象に追加で魔攻15,20,20,25,25%のHP回復。
行動開始時に知識+0,0,0,0,1。

回復や支援を行うと追加で回復する。ターイルは広範囲の支援スキルや即時スキルを複数持っており、鈴蘭における万能キャラの例にもれず「ついでに回復する」頻度が尋常ではない。これによって純ヒーラーがお払い箱になってしまうのである。

自身の周囲に巻物が出現し、それを拾うと「知識」が溜まる。知識x2を支払って専用の史学スキル(3種から選択)を使用できる。巻物は他のキャラが拾うと消滅するが、時間では消えないので誰も踏まなければどんどん増える。ターイルが巻物を拾うと3マス再移動できるのでうまく使えば結構な距離を移動できる。

史学スキル

①以史為鑑:
即時
対象ユニットの範囲2マス内の味方のデバフを2つ除去し、魔攻30%で回復する。知識を2失う。

②歴史真相:
即時
敵1名に移動-2、被ダメージ+20%を2ターン与える。知識を2失う。

③英雄史詩:
即時
対象が与ダメージ+20%、被ダメージ-20%を2ターン獲得する。魔攻50%でHPを回復する。知識を2失う。

すべて即時スキルであり、かつ必要なコストは「知識」x2のみでCTもENも必要ない。ゆえに知識のストック分だけ同一ターンで連打できてしまう(星4で最大の3回に達する)。正直言ってこのスキルを考えた人はゲーム制作が下手だと思う。

初期スキル

(回復)魔攻値の100%で対象のHPを回復し、デバフを1つ除去する。

取り回しに優れ回復量も大きいため、汎用の基本スキルと侮ってはならない。

ランク1

智識之種

(支援)対象地点から2マス内の味方のデバフを1つ解除し、速度+100と冥想を2ターン与える。

冥想:
行動開始時にEN1回復

ココアと並べて使うことでエネルギー事情に革命を起こすことができ、もはや味方のエネルギーが常時溢れっぱなしになるターイルの必携スキル。これで単体ならまだ分かるが地点指定で2マスとは恐れ入る。

戦闘開始と同時に心霊之光(即時)、知識を拾って英雄史詩x1~2回(即時)、智識之種をかけてから進軍すると、1ターン目からEN満タンで攻防強化されたアタッカーが最速の行動順で襲いかかってくることになる。敵軍からすると悪夢の軍勢でしかなく、もうバンザイするしかないだろう。

千里佳音

(支援)対象のENを4回復し、攻撃+20%、移動+2、速度+100を2ターン与える。

単体への全部乗せ。便利すぎてゲームが退屈になる恐れあり。エースアタッカーに英雄の詩と合わせてかければ勝利は君のもの。

ランク3

癒合

(パッシブ)毎ターン行動終了時、自身から3マス以内でHPが最も低い味方を魔攻値の20%で回復する。

ターイルがこれを使うことはないと思う。

心霊之光

(支援)即時。対象から3マス以内の味方のENを1回復

それまでキャンドルの専売特許だった広範囲EN供給スキルがついにSSRキャラにも解禁。どうやら鈴蘭の開発チームにバランス調整という言葉は存在せず、もうどうにでもな~れ♪というノリで仕事をしているように思う。

ターイルは「支援スキルを使うと追加で回復する」個性があるため、このスキルでEN供給した「ついでに」全員が回復してしまう。サマンサや慈愛が顔面蒼白になるのも無理はないだろう。

ランク5(リアクション)

和平主義
攻撃を受ける前、相手のバフを2つ解除し、対象の与ダメ-20%。

隠忍之心
受ける持続ダメージ-50%
行動終了時、控制效果を受けている場合は全て解除し、免疫定身を2ターン得る。

和平主義は読んだまま理解できるが、隠忍之心の方は対象範囲がよく分からない。控制(コントロール)の定義が判然としないためだ。例として氷封や魅惑は「控制-定身」(コントロール-行動不能)に該当するが、睡眠や気絶はただの「定身」(行動不能)である。どういう理屈で線が引かれているのかご存じの方がいればご教示願いたい。取得は和平主義で問題ないと思う。

日本語になってもよく分からない「行動阻害-行動障害系」と「行動障害系」の違い

ランク7

篝火夜話

(回復)自身の範囲2マス内にいる全キャラクターに睡眠と微醺を1ターン与える。自身のHPを60%回復、デバフを3つ解除

微醺:
クリティカル率+30%、被ダメージ-10%、重複可

2マス以内のキャラを全員(味方も)眠らせるのでマップによってはあり。実装当時は自分も寝てしまうお笑いスキルだったがアプデで修正され、自分は眠らないようになった。

苦修者

ターイルが困るのはCDと知識。ENに困ることはないので不要。

ランク9(通常攻撃)

仁心撃と駆散撃。正直好みの問題だと思う。そもそもターイルが通常攻撃で殴る機会はほとんどないはずだ。彼はすでに十分な回復力を持っているので別にわざわざ仁心で強化しなくてもいいかな、という理由で筆者は生命+3%がつく駆散撃を取っている。

ランク11

聖療術

(回復)単体を魔攻60%で回復し、対象ユニットから範囲3マス内の味方全員を魔攻30%で回復する

治療スキルとしてはかなり強力ではあるが、前述したようにターイルは支援のついでで回復できる頻度が高く、わざわざ専用の回復スキルを使うまでもないのが実情である。

籠中説夢

(支援)「籠中説夢」を2ターン獲得する

籠中説夢:
オーラ。自身から3マス以内の味方に与ダメと貫通ダメージ+15%。
ダメージを範囲内の味方で分散して受ける。
ステータスデバフ無効、行動終了時にHP15%回復
解除不可、無効化不可

実装時には、なんちゅうもんを実装してくれたんや・・・なんちゅうもんを・・・と歴戦の台湾プレイヤーがむせび泣いた一見して分かる環境破壊スキル。3マス内に味方を密集させておけば、ボスの即死級の一撃がまるで春のそよ風のように感じられる。

…のだが、実際にはこの頃から単純な力押しのボスというのはあまり目にする機会がない。どちらかというとボスが防御寄りで、こちらがギミックを理解して手順を構築しダメージを通すことが主眼となっていることが多く、苛烈なダメージをバフデバフを駆使して何とか耐えるという神兵70実装時のようなひりつく体験は減っている。

そのためボス戦の景色を一変させるかと期待されたターイルではあるが、実際はENを供給する生きたモバイルバッテリー&ついでに回復とバフも頼むぜというポジションに収まっており、このスキルも外して別の支援スキルに替わっていることが多い。CT7とか長すぎるし。

使用感

多彩なスキルで強烈なバフとデバフを操り、広範囲にENを供給するついでにHP回復までしてしまう不動のレギュラー。ココアやホーマに存在を脅かされていた純ヒーラーたちを一層危うい立場へ追いやることになる。男キャラは絶対に使わないという強固な信念でもない限りは極力確保しておきたい。

アクションのついでに回復する頻度は高いが1回の回復量はそれほど高くない点に注意。ヒーラーが彼だけだと急場を凌げない恐れはあるので、支援を1枠切って単体回復スキルを含めるか、他のサブヒーラーとの混成がおすすめ。ココアやホーマが一緒にいれば大抵なんとかなる。

武器は再構築キューブ一択。防具は何でも良く、オーギュストのノート災害瓶八味地黄丸などのうち聖杯の刻印をつけられる余裕があるものを選ぼう。支援スキルで追加回復するという個性はオーギュストのノートでも乗るため、即時の回復補助として使える。ターイルは速度アップスキルを複数持っておりノートの速度アップは無駄になるかもしれないので適宜調整して欲しい。タロットは女教皇で回復量を底上げするか、女帝でデバフ解除の機会を増やそう。刻印は聖杯+聖杯で悩み無用だ。

BAN/PICKで相手の手札にいる時は他の誰を通したとしても必ず最初にこいつを封じること。必ずだよ。