移動力 | 速度 |
---|---|
3 | 243 |
雑感
ウェーブランの暴動に端を発したイリヤ解放戦争を駆け抜け、頭身と胸囲が成長を遂げたマイサのシルエットタイプ。開発チームは無動力(筋力駆動)でただの鎧だと言っていたものの突進時に背部のノズルから炎を吐いている。レオニードが生身で似たようなことをしていたので、鈴蘭の世界では体から火が出るほど排熱する人間は別に珍しい存在ではないようだ。
まだ銃も普及していない世界観でメインシナリオ関連にミサイルポッド斉射やレーザー測距計を出してくるのを見て閃の軌跡のように後先考えない印象を受けるが、楽園側には自動販売機や冷蔵庫があるし、螺旋の世界は混沌の海が紡いだ可能性の姿で作中の現実とも異なるので考えるだけ無駄かもしれない。一応、技術が進んだ別の大陸より持ち込まれた兵器でありベラの発明品とかではないあたりに最低限の辻褄合わせは見て取れる。
フルアーマーマイサのポイント
・ほとんどの攻撃が貫通ダメージ
・「協同」システム搭載。味方の対応スキルをトリガー可能
・「ダメージ緩衝モジュール」で受けたダメージを攻撃力へ転化できる
個性
◆[ダメージ緩衝モジュール]と[鈴蘭の剣協同作戦!Lv1,1,2,2,3]オーラを所持。
◆行動開始時、[ダメージ緩衝モジュール]の緩衝効率に応じて、対応する層数の[協戰蓄力中]を獲得(最大100層)、次の行動開始まで持続。
◆[協同號令]スキルで自身の[協同響應]効果を発動可能。
◆最大HPが10,15,20,25,30%上昇。
◆[ダメージ緩衝モジュール]の緩衝効率+0,5,10,15,20%。
◆[協戦蓄力中]転換効率が0,0,0.3,0.3,0.4%上昇。
◆スキルを発動またはトリガーした際のエネルギー消費が1減少する。
星Lv | 最大HP増加 | 緩衝モジュール強化 | 陣営オーラのLv | [協戦蓄力中]の変換率 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
★ | +10% | Lv.1 | 0.2% | ||
★★ | +15% | 5% | Lv.1 | 0.2% | |
★★★ | +20% | 10% | Lv.2 | 0.3% | |
★★★★ | +25% | 15% | Lv.3 | 0.3% | |
★★★★★ | +30% | 20% | Lv.3 | 0.4% | 消費EN-1 |
【傷害緩衝モジュール】
数量ゲージ。最大値は最大HPと同等。
自身のHPを減少させる全ての効果を一定割合(=緩衝効率。基礎値は40%)で緩衝値に転換する。
緩衝値がオーバーフローすると超過したダメージは100%有効になる。
【鈴蘭の剣協同作戦!】(Lv1~3)
陣営オーラ。フィールド上すべての〈鈴蘭の剣〉陣営の味方に対し、攻撃10%上昇、防御20%上昇。
与えるダメージと[貫通ダメージ]が10%上昇。
(Lv2)[協同響應]を発動した際、EN1回復(各ターン1回まで)。
(Lv3)[協同響應]で与えるダメージと[貫通ダメージ]がさらに10%上昇。
【協戦蓄力中】
1層ごとに最大HPの0.2%(※星Lvで上昇)を物攻に付加する。最大100層。
【協同號令】
[協同號令]ラベルのスキルをアクティブ発動した時、フィールドにいる全ての友軍の[協同響應]効果を触発する。
【協同響應】
他の友軍が[協同號令]ラベルの技能をアクティブ発動した時、自身の持つスキルの[協同響應]効果をトリガーする。
なかなか文学的に見えるが、一度体感すれば比較的わかりやすい部類。次の2点を理解しておこう。
①ダメージ緩衝モジュール:被ダメを40~60%軽減し、受けたダメージをゲージに蓄積する。ゲージMAXだと軽減できない。蓄積量に比例して物攻が上がる。ゲージはスキル使用で消費される。

②「協同」システム:「協同号令」のついたスキルを使うと、全味方の「協同饗応」属性のスキルを発動させる。フルアーマーマイサは自分の号令で自分の饗応をセルフ発動してコンボできる。
緩衝モジュールは星レベルで強化される。「追加で転換」と書かれているが、これは受けたダメージ以上にチャージするわけではなく、被ダメのカット率が上昇するようだ。初期が40%、星5で60%軽減となる。
実装時点で饗応スキルを持っているのは彼女だけ(イベントキャラを除く)。ただしアーマーマイサのミサイルには特殊な号令効果があり、<鈴蘭の剣>陣営の味方を饗応スキルの有無に関わらず連携参加させることができる。実装時点で号令はアーマーマイサの他に、シルエットスキルを移植した旧マイサも使える。
初期スキル

(貫通ダメージ)自身範囲3マス以内の全ての敵に、50%の物攻値の[貫通ダメージ]を与え、隣接する敵を1マスノックバックさせる。
[協同饗応]:自身範囲3マス以内に敵が存在する場合、1点のエネルギーを消費して本スキルを発動できる。
コスト1の範囲攻撃に貫通とノックバックもついているとは、時代は変わった。単品で使うことはあまりなさそうだが、饗応がついているので号令スキルを使うと勝手に追撃する。ただしENもきっちり消費するので無計画に使うと息切れしやすい。
ランク1

重装衝鋒
(貫通ダメージ) [協同号令]、目標地点を選択して[突進]する。目標が敵ユニットである場合、その隣まで[突進]し、80%の物攻値の[貫通ダメージ]を与える。
[付帯パッシブ]移動力+1。アクティブ攻撃後、再移動可能、距離は残りの移動力。
地点目標の4マス突進と再移動パッシブがつくスキル。80%貫通と悪くないダメージが出る上、号令つきなので自分に饗応属性の廻旋重錘をセットしておけば勝手に発動して突進単体→3マス範囲攻撃のコンボになる(ENも追加で1消費する)。アーマーマイサは移動3から増えないので広いマップでは採用を検討したい。
シルエットスキルとして旧マイサへ移植できる。
晶爆雙響弾
(貫通ダメージ)[協同号令]、単体攻撃、100%物攻値の[貫通ダメージ]を与え、目標と同一直線上にいる場合、追加で2マス撃退する。攻撃後、現在の緩衝値の50%を消費する。さらに目標周囲1マス内のすべての敵に、50%物攻値の[貫通ダメージ]を与え、目標と隣接する敵を1マスノックバックする。
射程も威力も十分で悪くないスキルだがセットする枠がなさそう。
ランク3

自身を対象にした回復とバフ。CD2。
応急工具箱
(選択)[戦損修複裝置]または[強化蓄力裝置]を使用するか選択する。
戦損修複裝置:
(支援)[即時]、現在の緩衝値の50%を消費してHPを30%回復。[免傷2]、[再生2]、および[受治療2]を獲得(2ターン)。
強力蓄力装置:
(支援)[即時]、最大緩衝値の50%をチャージし、[▲攻撃2]と[免疫干渉]を獲得(2ターン)。さらに50層の[協戦蓄力中]を獲得し、次の行動開始前まで持続。
高效運轉
(パッシブ)行動終了時、追加で1点エネルギーを回復する。エネルギーが0の場合、さらに追加で1点エネルギーを回復する。
[協同饗応]:本スキルのパッシブ効果を1回発動する。
EN4でミサイルを撃つと基本回復1+追加回復1+1+饗応1で4回復。
EN5でミサイルを撃つと基本回復1+追加回復1+饗応1で3回復し、1残っているので合計4となる。
つまり毎ターンミサイルを撃てるようになる。廻旋重錘をつけていると饗応でENを消費することに注意。
ランク5(リアクション)

強固関節
(リアクション) [再生]状態時、[ダメージ緩衝モジュール]の緩衝効率を上昇させる(再生効果10%ごとに緩衝率5%)。行動開始時、自身は[再生1]を獲得する(2ターン)。
【再生1】
バフ、自身行動終了時、HP10%回復。
被ダメ減5%+1ターンにHPが10%回復するパッシブのようなもの。アーマーマイサはウォッチャーであり見た目ほど打たれ強いわけではないためHPのケアは意外と重要。
刺盾
(リアクション)アクティブ攻撃を受けた時、受けるダメージを10%軽減する。アクティブ近接攻撃を受けた時、[反撃]を行い、相手に[貫通ダメージ]を与える。ダメージは自身の物理防御力の50%となる。
反撃させたいならこっち。
ランク7

戦地急救
(回復)[協同号令]、全ての緩衝値を消費し、自身範囲3マス以内の全ての味方のHPを20%回復、[△攻撃2]、[△物防2]、[△魔防2]及び[再生2]を付与する(2ターン)。
[付帯パッシブ]:3マス以内の友軍の被ダメを50%肩代わりする。ダメージを受けた後、もし[ダメージ緩衝モジュール]が満タンになった場合、緩衝値の30%を消費して損失HPの30%を回復する(1ターンに最大2回まで)。
ダメージ分散は強敵相手に有効。ただし緩衝値を消費してHPを回復する都合上、ゲージMAXを維持することは難しくなる。号令で味方に攻撃させつつ自分は補助に徹するスタイルならありかも。
全装甲集火号令!
(貫通ダメージ)[協同号令]、目標地点を選択し、範囲3マス内の全ての敵に80%物攻値の[貫通ダメージ]を与える。攻撃後、現在の緩衝値を50%消費する。
その後、〈鈴蘭の剣〉陣営の味方全員に追加で[協同饗応]を発動させる。効果:自身範囲3マス以内の敵に、(物攻値+魔攻値)の50%[貫通ダメージ]を与える。
マイサの演出つき必殺技。ガイナ立ちからの納豆ミサイルばらまき。地点対象・3マス範囲・80%貫通で、単品でもそこそこ使いやすい。加えて本領は説明の後半部分。鈴蘭陣営のユニット全員に即時ノーコストで範囲攻撃させるという特殊な号令効果を持つ。アカンベがアサシンに範囲攻撃させる技を持っているが、あれがミサイル攻撃の「ついでに」発動するようなものだと思って欲しい。
ミサイル発射後、マイサ→ラヴィア→イナンナ→ベラ→モモの順に各々の範囲3マスへ追撃している。
この強制饗応は自分自身も対象。ミサイルを撃つと自動的に自身から範囲3マスに追撃する。事実上(物攻80%+物魔50%)変則範囲の貫通ダメージスキルと言っていいだろう。さらに、廻旋重錘をセットしていると範囲3マス物攻50%の貫通とノックバックが加わる(その場合EN消費も1増える)。
ランク3の高效運轉をセットしていると毎ターン撃てる(廻旋重錘があると消費が増えるので星1~4では連発不可)。鈴蘭陣営の追撃にはCDがなく連発できて非常に頼もしい。全員鈴蘭ユニットで固めてイナンナが再行動をかけミサイル2連射すると戦場が更地になってしまい、大火力を用いた戦争の虚しさを嫌と言うほど味わえる。
ランク9(通常攻撃)

狂熱撃
(通常攻撃)100%の物理ダメージを与え、20%の[ライフスティール]を発生させる。
射程が長い。
重臂拍撃
(通常攻撃)[協同号令]、単体攻撃、80%物攻の[貫通ダメージ]を与える。
号令つき。廻旋重錘を持っている場合はセルフで饗応コンボする。
ランク11

力場
(オーラ)自身から3マス以内の味方が受ける[範囲ダメージ]を25%軽減する。
全装甲麥莎,出撃!
(パッシブ)速度+200。ターン開始時、緩衝値をフルチャージする(CD3)。
緩衝値が戦闘開始と同時に100層になる。1層ごとに最大HPx0.2%~0.4%(星レベルで上昇)ずつ物攻が上がるため、最大HP10000だと2000~4000の物攻UP。ただしフルチャージ状態では被ダメを緩衝値に転換できないため防御性能はガタ落ちするので注意。
ランク13(極限スキル)

物防+20%、被物理ダメージ-20%
被ダメカットはありがたいが魔法は対象外。
使用感

スキル単体での出力は特筆すべきように見えないが、セルフ饗応コンボと鈴蘭陣営ユニットへの強制饗応をフル活用した際のダメージが尋常ではない。これまでマルチロールのワンマンアーミーが次々と投入され世代交代してきた本作にも他キャラとのシナジーを意識したユニットが実装されはじめたようだ。
実装時点での鈴蘭ユニット

アーマーマイサはウォッチャー。見た目の印象に反して前衛タンクではなく中距離の射撃ユニットに近い。星2時点では緩衝モジュールがあっても雑魚数人に囲まれるとガッツリ削られてちょちょ、死ぬ死ぬwと慌てる事が多かった。ゲージが満タンになると攻撃力は上がるものの被ダメカットが効かなくなり単騎突出した途端スクラップになるので注意。中距離からミサイルをばら撒こう。
長所:
協同システムで広範囲への大火力を実現
エネルギーを自前で補給でき大技連発可能
短所:
移動力3(パッシブで4)
鈴蘭陣営のキャラとのチームアップがないと本領発揮できない
武器は物攻目当てでモチーフ、正音あたり。防具は砂時計、晶爆鎧。タロットは死神、愚者、悪魔。HPを盛ると間接的に物攻を増やすことはできるがチャージ量に左右されて安定しないため、攻撃目当てなら最初から物攻を盛っておけばよいだろう。紙装甲を補うためにHPを保険で盛るのは一考の価値あり。
モチーフ武器 超重装強襲巨刃

最大HP+20%。ダメージ、貫通ダメージ+10%。自身が[協同号令]で味方の[協同饗応]を触発する前、対象が[超重装強襲3]を得る(1ターン)。
超重装強襲Lv3:
ダメージ、貫通ダメージ+10%。解除不可。無効化不可。