アイサ

名前クラスレアリティ
アイサ
愛莎
ディフェンダーSSR
画像所属武器
イリヤ

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

イリヤ王室の親衛隊、イナンナ付きのプリンセスガード。イナンナとは子供の頃から共に育つ。忠誠と信頼はMAXで身を挺してイナンナを守ることに一片の躊躇もない。それゆえにイナンナは己を責め苦悩することになるのだが。

同じディフェンダーのマイサとは字も読み方も似ていてよく見ないと間違いそうになる。Ayishahは日本のゲームならアイーシャと表記されることが多い。

アイサのポイント
・味方1人を指定し戦闘中その対象を守り続ける
・強固なディフェンダーなのに攻撃面もゴリラ。フィジカルで全てを解決する

個性

物理ダメージを魔法ダメージとして扱う。
戦闘開始時にエクストラスキル「皎月照拂」を獲得する。
3マス以内の「誓約」した味方に対し援護防御を行う。
行動終了時、あるいは行動開始時に自身から3マス以内に「誓約」した味方がいる場合、自身が「値守」を1ターン得る。
攻防+0,5,10,10,15%。
自身の物防+魔防の25%を物攻に加える。
行動終了時「値守」である場合、自身および「誓約」した味方のデバフを0,0,0,0,2個解除すると同時に、HPをアイサの物攻40,40,40,40,80%、ENを0,0,0,0,1回復する。
「誓約」の効果は与ダメージ+10,10,20,20,20%、被ダメージ-10,10,20,20,20%となる。
「値守」の効果は与ダメージ+10,10,10,20,20%、被ダメージ-10,10,10,20,20%となる。

皎月照拂:
スキル。即時。味方を選んで「誓約」状態にし、戦闘終了まで継続。自身は「値守」を1ターン得る。

誓約:
与ダメージ+10%、被ダメージ-10%(星3で効果が2倍に上昇する)。アイサがフィールドにいる時、自身が致命傷を受けると不屈を発動してHPを5%回復した後、アイサと自身の位置を交換し、両者を最大HPの50%回復。戦闘中1回まで。解除できない。

値守:
与ダメージ+10%、被ダメージ-10%(星4で効果が2倍に上昇する)。解除できず、無効化できない。

攻撃面では「物攻参照の魔法ダメージキャラ」であることに注目。グイグイ前に出てくる敵ディフェンダーとの殴り合いではかなり効果的。攻撃力自体も相当高く、前線で普通に相手をボコれる腕力を持つ。

防御面は盛りまくりで何がなんだか分からないが、戦闘開始時に1回しか使えないスキルを使って「誓約」することで警護対象を指定する(戦闘中永続)。アイサが誓約対象の近くにいると援護防御が常に発生する他、両者にバフがかかったりHPが回復する、不屈までつくなど大きな恩恵があるので、護衛対象の近くで行動しようというコンセプト。NPCが倒れたら敗北するマップでも保護することができて便利だ。ただし護衛対象以外の味方は目の前で瀕死になっていたとしても容赦なく無視する。

初期スキル

マイサと同じ。アイコンと効果を見て分かる通り「相手の足を痛打して動きを鈍らせる」攻撃のはずなのに、和訳ではアサルトキックだの押し蹴りだの「蹴って吹っ飛ばす技」になってしまうのはなぜなのか。

アイサがこれを装備する機会は少ないが、ダメージよりノックバックを優先したい環境で使う可能性はある。

ランク1

清輝

(物理ダメージ)単体に130%ダメージ。自身と「誓約」対象のHPを物攻60%で回復、デバフを1つ解除し、攻撃+20%を2ターン得る。

ダメージ量・回復量ともに高く実用的なスキル。持たせる枠がない。

同袍的遺志

(パッシブ)フィールド上の味方が撃破された時、自身のHPを30%回復し、攻撃+20%、物防・魔防+40%を3ターン得る。

使いません。

ランク3

曙月‧月出星隱

(物理ダメージ)即時。十字範囲の1マスを選び、突進して対象マスの周囲1マスに60%の範囲ダメージ、被ダメ+20%と「繳械」を1ターン与える。
自身が「値守」を持つ場合、与ダメ+30%。
命中した敵が1人だけの場合、ダメージは120%で計算する。
目標を撃破した場合、使用したENが返還され、CTがリセットされる(毎ターン1回まで)。

繳械:
デバフ。干渉属性。通常攻撃および職業スキルを使えない。装備スキルのみ使用可。

普段遣いに必携の激強スキル。即時突進の範囲攻撃でありながら1人だけに当てることで120%ダメージ、撃破するとEN返還CTリセットで連続使用が可能。即時なのでさらに他のアクションもできる。倒しきれなくても被ダメ+20%と武装解除で敵を無力化して味方をアシストできる万能技。持たない理由がない。

2回連続で使うとCT4が発生してしまうが、あえて1止めすることで毎ターン使えることは覚えておきたい。

月廓成影

(支援)即時。対象の隣に瞬間移動し、両者が被ダメ減20%、受療効果+30%を得る。自身は物防・魔防+40%を得る(どれも3ターン)。
自身は「月廓成影」と「強力回撃」を得て、今から3回目の行動開始時まで継続する。

月廓成影:
健康状態の時、「誓約」対象の受けるダメージの70%を替わりに受ける。負傷状態の時、自身と「誓約」対象の受けるダメージ-30%。行動終了時、「誓約」対象の隣に瞬間移動する。解除不可、無効化不可。

強力回撃:
バフ。正面・側面からアクティブ攻撃される時、相手が攻撃範囲内にいれば通常攻撃で反撃する。100%ダメージ。毎ターン1回まで。

生存に不安があって警護すべきキャラがいるなら使わない手はない。突進を連打して遠くまで行ってしまっても行動終了時に誓約対象の隣にワープするので安心。ただしその場合囮役はできない。

誓約した相手には近距離で援護防御が発動するのだが、誓約対象がアイサから遠ざかった場合や範囲攻撃にまとめて巻き込まれた場合でも、ダメージの70%はアイサが身代わりで受けてくれる。

問題は効果が3ターンなのに対しCTが5で微妙に隙間があること。CTを減らしてくれる曙月(スキルの方)とセット運用したほうがいいだろう。

ランク5(リアクション)

回擊

アイサは素の状態でカウンターができないため、ランク11の月影を活かすなら回撃か月廓成影が必要になる。ただしアイサのリアクションは円月之型が優秀すぎるので、あえてこれをセットする必要は薄い。

圓月之型

(リアクション)攻撃を受けた時、物防+魔防の50%でHPを回復する(毎ターン3回まで)。
ブロックが可能になり、魔法攻撃と範囲攻撃もブロックする。あらゆる方向からの攻撃を100%の確率でブロックし、ブロック時のダメージをさらに10%減少させる。

素の状態ではブロックができないのだが、これをセットすることで全方位100%ブロック、魔法と範囲攻撃もブロックしてくれる。さらに被撃ごとにモリッと自己回復。たいてい800くらいのダメージに対し2000くらい回復していて敵の心中をお察しする。

上述した効果はあくまでリアクションスキルなので、封印されると途端に脆くなる点には注意がいる。スキル封印してくる敵はそう多くないが、ステージの環境効果でリアクション禁止がついていることがあるので気をつけよう。

ランク7

曙月

(パッシブ)健康状態である場合、アクティブ攻撃時の与ダメ+30%、かつアクティブ攻撃後にすべての職業スキルのCT-1。CT減は1ターン1回まで。

職業スキルというのは装備由来ではなく自前のスキルということ。アイサは主にランク3の両スキルのCTが長いため、それらを短縮できる効果は大きい。

月廓成影は基本CT5、効果は3ターン継続なのでそのままでは2ターンの空白が生じてしまうが、これをセットした上で毎ターン攻撃していれば月廓成影を切れ目なくかけ直すことができる。加えて与ダメ+30%まであるのだからぜひ欲しいところだ。

健康な場合、という微妙な縛りのせいで計算が狂うことがたまにある。モチーフ武器も同名なためややこしい。

明月拂山

(陣営オーラ)フィールド上の「不動如山」に属する味方ユニットに、攻撃+10%、防御+20%。また健康状態である時、被ダメージ-10%、攻防ステータス+8%。

全然悪くないのだが例によって枠がない。

ランク9(通常攻撃)

驅散擊

狂熱擊

出力は同じなので好みで取ろう。筆者は駆散撃。理由はアイサが防御力を攻撃力に転化できるから。

ランク11

曙月‧月盈

(物理ダメージ)十字範囲の敵1名を選択し、突進して55%x3回ダメージを与える。自身が「値守」を持つ場合、与ダメ+30%。

高倍率で強力な単体攻撃スキル。55%x3の30%増しでおおよそ215%程度の出力が見込める。CTがなくENさえ供給すれば毎ターン使えるのもすごい。

一軍装備をまとった星5ベラ(極限解放Lv1)の咻咻咻と比べてみた。どちらのスキルもコスト3、CT0の魔法ダメージである。咻咻咻は防御貫通つき。予測ダメージに影響するバフは両者とも値守だけ。厳密な比較ではないが同等以上の感覚だと理解いただけるだろう。ベラは晶能親和の効果でこれを毎ターン連打できるのが強いわけだが、アイサは星5になるとEN回復が毎ターン+1するため回転率が十分に高い。

月影

(パッシブ)反撃の最大射程+2、反撃時の物理ダメージ+50%、反撃回数+2。

アイサは素の状態でカウンターができない(2回目)。リアクションで回撃をつけるか、月廓成影の効果を得て初めて反撃可能になる。カウンタースキルをセットせず月影だけ持っていても無意味なので注意しよう。セットすると反撃も可能になるなら良かったのだが、実質的には月廓成影の強化オプションという格好で、発動機会がやや限定的。敵が警護対象を明確に殺しに来るようなガチガチの警護ステージがあれば活躍させられると思う。とはいえアイサの攻撃を伸ばすためにランク11は両方開けることになるわけだが。

使用感

攻防一体の鬼ディフェンダー。このゲームはZOCがなく挑発や警戒もごく一部のキャラしか実用足り得ないため、盾職が敵を押し留めて後衛を守るという状況を作りにくい。狭い橋の上でならいざ知らず、開けた地形では敵アタッカーがスルスルっと横を抜けて後ろに回ることが往々にしてある。アイサはそれを補うために特定の警護対象を指定することで、他の味方は放置する代わりに警護対象は徹底して守り抜くという設計になった。そしてパッシブで自分と警護対象にバフや回復を注ぎ込む一方、アクティブスキルで強烈な攻撃を叩き込むだけの余裕を持っている。また全方位100%ブロック(魔法・範囲に対しても発動)、自己回復もかなり強烈で、まさに鉄壁である。

もともと高い物攻に加えて防御力を攻撃力に変換する機構も優秀、かつダメージは物攻参照の魔法攻撃であり、敵の前衛が持つ物理シールドを無視できるため殴り合いで数値以上に削れる印象がある。即時スキルで移動範囲攻撃を連発できる、高倍率の単体スキルもある、など攻撃面も高水準。

注意点として性能がパッシブやリアクションに依存しているためそれらを禁止されると非常に危険。免疫干渉を持つ派手な帽子が役に立つかもしれない。個人的にはうっかり回復禁止を食らうとこの上なくうざいので粉塵を持たせている。

武器はモチーフ装備の曙月新生守護(守護正義之盾と併用)あたり。防具は守護正義晶爆鎧派手な帽子風息粉塵など。タロットは魔術師悪魔愚者くらいが順当か。

モチーフ武器「曙月」

防御+30%。単体支援スキル(クラススキルに限る)を発動した時、自身と対象に「曙月銀輝2」を付与する(戦闘中1回まで)。「曙月銀輝2」を持つ対象を回復した時、対象はランダムなLv2バフを1つ得る(2ターン)。対象ごとに毎ターン1回まで。

曙月銀輝2:
防御+25%。解除されず、無効化されない。

同名のスキルもあるので注意が必要。

かつてシルビアが愛用した長剣で、イナンナに譲られた後にアイサへ下賜された。イベントシーンでは「ぎょうげつ」と発音していたので、日本版ではおそらく「暁月」だと思われる。

単体支援(=誓約)した際に自身と対象の防御アップ、対象を回復するとバフがつくという、ただでさえ硬い警備シフトをさらに強化する内容。アイサは個性のおかげで防御が上がると攻撃も上がるため一石二鳥。

星1でも十分強いができれば重ねたい。イベント配布で1本だけもらえるものの疾風天烈剣と違って強化素材はないようなので、実装直後に重ねるには限定の武器ガチャ(SSR5%、PU75%、50天井)に突っ込む覚悟がいる。時間を置いて豊穣パスにも入ると思われる。