雑感
緋紅之夜で登場。イリヤ王国の財務大臣にしてサフィアの実父。主人公の父親で声が子安武人という絵に描いたような属性を持つため、イベントPVでキャラが紹介された瞬間に「こいつラスボスじゃね？」と全方向からツッコミを入れられていたが、真実は果たして…？
コヴァレのポイント
・超広範囲の貫通ダメージ、DOT、デバフを操る
・回数制限のあるスキルが多い
個性
敵から「リスト」を取り除いた時、自身の攻防＋5％（最大20％）、効果は戦闘終了まで継続し、解除されない。
行動終了時、自身から5マス内の最も近い、リスト状態でない敵にリストを与える。
HP、魔攻＋3、6，9，12，15%。
追加スキル「リスト」を獲得する。
リスト（スキル）：
即時
リスト（デバフ）状態でない敵をリストにし、魔攻30％で生命流失を3ターン付与する。毎ターン1回まで
リスト（デバフ）：
行動開始時、ランダムなLv2デバフを2ターン得る。
リストの効果終了時、または攻撃を受けて瀕死になった場合、ただちに召喚殺手に攻撃され、コヴァレの魔攻100%で貫通ダメージを受けた後、リストは取り除かれる。
解除不可、無効化不可。
初期スキル
対象に魔攻100%の生命流失、移動-1、速度-100を2ターン与える。
もし対象が「リスト」状態であれば、攻撃前に対象のバフを除去し、自身の魔攻100%のダメージを上乗せするが、このスキルで与える生命流出の持続ターンが1減少する。
リスト（デバフ）：
行動開始時、ランダムなLv2デバフを2ターン得る。
リストの効果終了時、または攻撃を受けて瀕死になった場合、ただちにコヴァレの召喚殺手に攻撃され、コヴァレの魔攻100%で貫通ダメージを受けた後、リストは取り除かれる。
解除不可、無効化不可。
ランク１
決勝之意（コヴァレのコレクション）
即時
対象に潜在覚醒を2ターン与える
スキル使用後は「御風之火」に変化する
コヴァレのコレクション：
6つのスキルがセットになっており、1つスキルを使うと次のスキルに変化する。
各スキルは戦闘中に1度しか使えない。
コレクションに含まれるスキルは各1回ずつ、上から順番固定でしか使えないが、そのかわりにコストがかからない。支援→範囲攻撃→EN回復→範囲攻撃→回復→単体攻撃の順で並んでいて、最後の雷霆は大きなダメージが出る。柔軟性には欠けるが手順が決まりきっているボスステージでは使いやすい。
刻骨之蝕
行動終了時、自身から3マス以内のランダムな敵1名にランダムなLv1デバフを2つ与え、魔攻40％で生命流失を2ターン与える。
立っているだけで生命流失をかけられる。コヴァレは生命流失の重ねがけで敵の行動時に大きなDOTダメージを稼げるキャラなので恩恵はあるのだが、わざわざひらめいてセットするほどのものではない。
ランク３
先勝而後戦
フィールド上でリスト状態の敵が1名撃破されるごとに、HP20%回復、EN1回復、ランダムなLv2バフ（2ターン）を2つ得る。
リスト（デバフ）：
行動開始時、ランダムなLv2デバフを2ターン得る。
リストの効果終了時、または攻撃を受けて瀕死になった場合、ただちにコヴァレの召喚殺手に攻撃され、コヴァレの魔攻100%で貫通ダメージを受けた後、リストは取り除かれる。
解除不可、無効化不可。
コヴァレと交戦する敵は基本的にリストに載せられていることが多いため、意識しなくても恩恵を得られる。手軽な割に効果も大きい。
柯瓦雷的饋贈
魔攻40％で対象のHPを回復し、2ターンの間、コヴァレが受けたダメージの50％を共有させる（一度に共有するダメージはコヴァレの最大HPの70%を超えない）。解除不可、無効化不可。
対象が敵ユニットの場合、スタンを1ターン与える。
対象が味方ユニットの場合、攻撃+20%、与ダメ+20％、被ダメ-20％を2ターン得る。
このスキルは戦闘ごとに1回しか使用できない。
面白い効果ではあるが、戦闘中1回しか使えないというのは大きなネックで、まだだ…まだ使うな…とタイミングを測っているうちに戦闘が終わっているということになりがち。適切なタイミングを見極めるには同じステージを反復する必要があり、逆境のスコアを詰めたり神兵など分かりきってるステージで魅せプレイを行うような場合に適している気がする。
ランク５（リアクション）
暗手
アクティブ攻撃された時、被ダメージ-8％。
相手のステータスバフをランダムに2つスティールする。
庇護徽記
範囲攻撃された時、自身から2マス以内の味方に自身の最大HPの30％で、受けたダメージに対応するシールドを2ターン与える。各種類のシールドは戦闘ごとに1度までしか発動しない。
自身がシールドを持つ時、被ダメージ-10％
恒常的に8％のダメージ軽減を取るか、限定的なシールドを取るか。筆者はシールドを取ったが正直どっちでもいいと思う。どちらも攻撃+3%がつくのでコヴァレを常用するなら両方取ろう。
ランク７
侵蝕秘術
単体に100%魔法ダメージ
攻撃前、対象にランダムで3つのLv2ステータスデバフを2ターン与える。
みんな大好き深淵さんの侵蝕術の強化版だが、わざわざコヴァレの枠を割いて使うかと言われると微妙だ。
腐敗凋零
対象の敵から2マス以内の敵に魔攻50％の生命流失と受療効果半減を2ターン与える。
CT長すぎ。
ランク９（通常攻撃）
感染撃と沈黙撃
「此刻正是賞雨之時」に持続ダメージを触発する効果があるので感染もそこに含まれると思う…が正直大差ない。
ランク１１
此刻正是賞雨之時
自身から6マス以内の敵に魔攻40％で貫通ダメージを与え、対象が持つ持続ダメージ類を触発してから除去する。
対象がリスト状態であれば、攻撃前に被貫通ダメージ+20％、リアクション禁止、パッシブスキル禁止、孤立を2ターン与え、攻撃後にリストを触発してから除去する。
リスト（デバフ）：
行動開始時、ランダムなLv2デバフを2ターン得る。
リストの効果終了時、または攻撃を受けて瀕死になった場合、ただちにコヴァレの召喚殺手に攻撃され、コヴァレの魔攻100%で貫通ダメージを受けた後、リストは取り除かれる。
解除不可、無効化不可。
持続傷害：
灼焼、感染、生命流失、聖痕、蝕炎など
全部乗せのヤケクソつよつよスキル。生命流失とリストの効果が合わさり何が起きてるかよく分からないまま敵が蒸発する。コヴァレは何も考えずリストとこれだけ撃っていれば基本OKである。
終焉
「此刻正是賞雨之時」の「持続効果を触発・除去する」効果が取り除かれるが、代わりに与ダメージ+100％される。
即時スキル以外のアクティブ攻撃でダメージを与える時、目標に魔攻60％で生命流失を1ターン与える。
特定のスキルを強化するのが主目的の珍しいスキル。必殺技のダメージが単純に倍になり、その上生命流失までつけてくれるのだからお買い得である。戦闘中の魔攻は雑な装備でも4000程度にはなると思われるので、60％なら2400のDOTが乗るわけだ。リストが30％、断罪が100%でそれぞれ生命流失を付与するため、これらを合わせると4000の190％で7600を1ターンで削れるといった具合になり、スキル自体のダメージもあいまって並の雑魚敵はなすすべもなく失血死する。DOTはシールドを無視できるのも心強い。
使用感
行動速度272でゴキブリのように素早い。服装もなんとなくゴキブリっぽい気がする。
コレクションで6種のスキルをズラッと並べられたり、説明が長いスキルが多かったりして見た瞬間に胃もたれしそうになるが、普段使いする上では気にしなくていい。リストを撒いて終焉で強化した必殺技だけ撃っていればあらゆるマップをクリアできてしまうからだ。貫通＋生命流失で相手のシールドや防御を無視してごっそり削れるので、既存マップで苦戦した相手が歩いただけで失血死していく様を眺めつつ「あの激闘はなんだったのか…」と少し複雑な気持ちにならなくもない。
緋紅之夜を締めくくるに相応しい環境破壊キャラであり、サービス開始から1年でこの水準ではもはやこの先のバランシングには期待できそうもない。ダメージインフレに対応するためにはメンバーやスキルが固定されたパズル的なステージを増やすか、単純な火力が通らないようなギミックを仕込むか、開発にできることと言えばそれくらいだろう。好きなキャラを自由に編成できる普通のステージはもはやイベントの周回用マップくらいしかなく、「せっかく引いて育てたこのキャラで誰と戦えばいいんですか」という状況である。どのゲームでも時間が経てばそうなるが、本作ではそこに至るまでが比較的早い。
コヴァレは魔攻参照で生命流失を付与するので装備は魔攻チューンが望ましい。武器はプリズム、黯魘傀儡、星光。防具は砂時計。タロットは魔攻が上がる悪魔。コヴァレの主力である貫通ダメージには「ダメージアップ」の効果は乗らないことに注意。本作ではダメージと貫通ダメージは別物として扱われるので、例えば魔術師のタロットにつくダメージアップは全く意味がない。コヴァレの場合は魔攻そのものを上げるか、貫通ダメージアップ・持続ダメージアップの効果が適している。刻印は剣＋杖か剣＋聖杯で問題ないだろう。
黯魘傀儡というコヴァレのモチーフ武器（専用ではない）が実装されている。
魔攻・HP＋4,7,7,10,10%
ダメージを与えた後、対象にLv1デバフを1つ与える。
「デバフ」スキルを使用した場合は効果が変更され、攻撃した後、対象にLv2デバフを1つと黯魘傀儡1,1,2,2,3を2ターン与える。
黯魘傀儡1,2,3：
デバフ。被貫通ダメージ+5,10,15%。解除不可、無効化不可。
条件判定に「『デバフ』スキルを使用した場合」とあるが、コヴァレの持つスキルで区分が「デバフ」のスキルはリストのみ。実質的に「リストを強化する装備」と考えてよいだろう。なお個性によるリスト付与でもトリガーされる。