雑感
サフィアの実家で働いているメイド。幼い頃にコヴァレに拾われ、サフィアとは共に育った姉妹のような存在。フィクションに登場するメイドや執事の例に漏れず、彼女もまた凄腕の暗殺者である。
キアのポイント
・移動力5の単体物理デストロイヤー
・貫通ダメージで執拗な追撃を行い敵のHPを短時間で一気に削り取る
・HPが減れば減るほど火力が上がる特性があり、扱いはややピーキー
個性
強靭
最大HP+0,10,10,20,20%
敵を撃破すると自身のHPを20,20,30,30,30%回復し、所有する全スキルのCT-0,0,1,1,1
負傷・瀕死時、与えるダメージ・貫通ダメージ+0,0,0,0,20%
スキルまたは通常攻撃を行う前、敵に感染+0,0,0,1,2
単体物理アクティブ攻撃後、現在HPの30%を犠牲にして敵に貫通ダメージを与える
ダメージ量:[自身の物攻値の20,20,30,30,30%]+[そのターンに最終的に失ったHPの10%](1ターンに4回まで)
強靭:
負傷・瀕死によるダメージ補正を受けない
敵を攻撃すると現在HPの3割を消費して貫通ダメージで追撃を行う。撃破するとHP回復。負傷や瀕死のマイナス効果を受けない。というのが大雑把な特徴である。
他のスキルで付与される「怨念之痕」との組み合わせにより個性の追撃を活かすことがキアの運用上のポイントになるだろう。残念ながら投げナイフには追撃をしない。
通常攻撃
クリダメアップの致命撃、HP吸収の狂熱撃。味方から十分なサポートが受けられるなら前者、単独行動させたいなら後者が向いているか。キアは比較的通常攻撃する機会のあるキャラなのでプレイスタイルに応じて選ぼう。
キアはHPが減ると攻撃力が上がる方向性のキャラなので、吸血はかえって足かせになる場合があることに注意。「不屈を維持しつつ瀕死のまま徘徊して敵を殴り、かつ複数の敵から連続攻撃は受けない」ような動きを心がけたい。お察しの通り初心者向けとはいい難いキャラである。
リアクション
負傷状態の時、被ダメージ-35%
自身が攻撃された後、攻撃した敵に「怨念之痕」を与える
怨念之痕:
マーキング
キアがこの対象に単体物理攻撃をした後、キアの個性によるHP減少とダメージ効果が追加で1回発生する。
キアの攻撃時、自身が既に失っているHPの10%を攻撃に上乗せする(最大30%)。
解除不可、無効化できない。
キアが妙に打たれ強いなと感じる原因。キアは怨念之痕がついている敵を狙って個性の追撃でダメージを稼ぐのが基本ムーブとなるため、うまいこと殴られに行きたい(他のスキルで能動的に付加することもできる)。
怨念之痕は一度付くと消えず3層までスタックするので、怨念Lvが高い相手を殴るのがキアの攻撃力を引き出すコツだ。
碎脊穿刺
単体に150%物理ダメージ
バックアタックが成立する場合、攻撃前に対象へ「リアクション禁止」を1ターン付加する
初期スキル。シンプルで強い。メインのダメージソースとして十分に実用できる。
暗影歩
HP+3%のために選ぼう。
麻痺之觸
通常、あまり使う機会はないと思う。一人旅とかやる場合には使うかも。
刻骨之念
選択スキル。
眷念:
即時
自分以外の味方を1名選び、「眷念之注」を2ターン与える。
スキル使用後、自分と対象のHPをただちに30%回復し、両者のデバフを2つ除去、両者に被ダメージ減少20%を2ターン付与する。
自身は「強力不屈」を得る。
怨念:
即時
敵1名に「怨念之痕」を与える。
スキル使用後、自身の現在HPを35%失い、「強力不屈」を得る。
眷念之注:
単体攻撃後、自身と術者のHPを20%回復する
怨念之痕:
マーキング
キアがこの対象に単体物理攻撃をした後、キアの個性によるHP減少とダメージ効果が追加で1回発生する。
キアの攻撃時、自身が既に失っているHPの10%を攻撃に上乗せする(最大30%)。
解除不可、無効化できない。
強力不屈:
戦闘不能時、1回のみHP30%を回復して復活する
性格の異なる強力なスキルを2つ内包する。
強力不屈は1回効果を発揮すると失われるが、スキル再使用で何度でもつけ直す事が可能。復活後に連続で畳み掛けられないよう敵の行動順と攻撃範囲に気をつけてさえいれば、戦闘不能で退場する危険を大幅に減らせる。
女僕的本能
HP+15%
行動開始時または待機時、自身から2マス以内の特殊地形を除去する
待機時は追加でEN+1
燃焼、凍結、酒、黒泥、香料などの地形をホウキでさっさっと掃除してくれるが、味方が敵に向けて撒いたものも綺麗にしてしまうので場合によっては迷惑行為である。フラヴィアの花畑やルヴァタの炎も消去するのは設計ミスとしか思えない。
キアは攻撃ごとにHPを割合で失って追撃ダメージに転化するという個性を持つため、最大HPはなるべく上げておくに越したことはない。お掃除効果はオマケでHP15%アップ目当てでつけることになるだろう。
愚者8章の泥が押し寄せてくるマップなどではとても役立つ。個人的には線路を掃除して更地にしてくれるとありがたいのだが。なお他に地形をクリアできるスキルはリラが持っており、あちらはトラバサミなどの罠も解除できる。
防御箭矢
悪いスキルではないが相対的に出番がないと思う。
血夜之約
現在HPの35%を犠牲にし、ENを1回復する。個性の発動カウントがリセットされ、「暫時離場」状態となり、目標に「怨念之痕」、「血夜之約(1ターン)」を与える。
「血夜之約」の効果終了後、目標に対しキアの(最大HP+物攻値)x35%で物理ダメージを与える。その際、防御を100%無視し、先制と回避は無効、80%のHP吸収と感染爆発が発生する。
怨念之痕:
マーキング
キアがこの対象に単体物理攻撃をした後、キアの個性によるHP減少とダメージ効果が追加で1回発生する。
キアの攻撃時、自身が既に失っているHPの10%を攻撃に上乗せする(最大30%)。
解除不可、無効化できない。
暫時離場:
フィールドから離れている間は本人の時間が停止し、自然回復やスキル冷却は進まない。バフやデバフの残り時間も変化しない。
血夜之約:
速度-150、与ダメージ-20%
行動終了または戦闘不能時、キアがフィールドに出現する
アニメーションつき究極技。フィールドから消え、敵の行動終了後に出現して相手の喉笛を掻っ切る。対象の行動速度を150も下げるため、ターン中では最後尾付近となるだろう。他の敵味方の多くが行動終了してからキアのターンが回ってくることになる上、攻撃後はキアの行動順となる。したがって出現後に集中砲火を浴びる心配は少ない。基本的にはタイムラグを抑制する上でまだ行動していない敵を狙って使いたいが、そのためにはキアに速度バフをかける必要がある。
キアは減ったHPに応じてダメージがアップする特徴を持つが、このスキルは最大HPを参照するようだ。威力の高い技だが発動にタイムラグがあり実質溜めスキルのため、オートには向かない。CT3も微妙に長いので個性を3まで上げ、敵撃破でスキルCT-1の特性は解放しておきたいところだ。
安魂湯
即時
敵1名のHPを対象の魔攻20%で回復し、感染+3と「受治療逆転」を2ターン与える
対象がすでに感染を持っている場合、追加で攻撃-20%と睡眠を2ターン与える
受治療逆転:
デバフ
回復効果をダメージへ変換する
面白そうだけど実際には使わないだろうなと直感するスキル。受治療逆転は定身や干渉ではなく減益(デバフ)と書かれているので、もしかしたらエリートやボスにも通るかもしれない。敵が設備で回復するマップなど刺さる場面はありそうだが、対になっている血夜之約より優先して取得することはないだろう。
餐刀
即時
単体に40%物理ダメージ
攻撃前にバックアタックが成立している場合は「パッシブ無効」を1ターン与える
戦闘中3回までしか使えない
3回までという制約はあるものの、それを差し引いても十分な利用価値のあるスキル。怨念之痕のかかった相手に使うことで1行動でのダメージを最大化できる。マーカーなしでポンと殴っても大したダメージは出ないので使いどころに注意。怨念Lv3まで積んだ上で投げナイフ、餐刀、血夜之約と畳み掛ければ瞬間最大風速はかなりのものとなる。
毀滅之舞
これ使うことある?
使用感
単体相手に追撃で削るキャラ。ザクザク、ザクザクってペルゼイン・リヒカイトかお前は。使ってみての第一印象はサフィア(老)に似ているが、単純な殴り合いではキアのほうが出力はかなり勝っている。殴るたびに出血するのですぐ負傷や瀕死になるが自前で回復したり不屈を何度も使えて比較的気楽、扱いがそれほどピーキーというわけでもないのが救い。大技での一発よりもHPを強化しての通常攻撃で小物を狩り殺している方が似合う、これぞ暗殺者といった風情なのだがクラスはデストロイヤーでうっかり間違いそうになる。
「攻撃ごとに30%のHPを失いその失血量に比例した追撃をかます」という個性のせいで装備やスキルはHPが優先、次に物攻。武器は新生の刃、防具は晶石爆発鎧、タロットは愚者がいいだろう。失血量が多いので回復も考えて常磐の飾り+月という組み合わせも一考に値する。刻印はコイン+コイン以外考える必要はなさそうだ。