ラヴィア【初夏の記憶】

名前クラスレアリティ
ラヴィア【初夏の記憶】
拉維耶 初夏記憶
アサルターSSR
画像所属武器
イリヤ

緋紅之夜

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

本国で2024.6.14に実装された「側影」システムの第一弾。7年前の姿でこの時20歳。

「側影」は「シルエット」または「プロファイル」といった意味で、同一キャラクターの異なる時点での能力や姿を描いたものだ。当初はオリジナルキャラとシルエットキャラは同時に出撃できなかったが、プレイヤーからの反発を受け、別キャラ扱いで同時出撃ができるように改修された(2024.08.22)。

ラヴィア初夏記憶のポイント
・範囲攻撃の連発で敵集団を圧倒できて気持ちいい
・敵を殴るごとに自己バフが累積し、1ターン内で複数回攻撃すると必殺スキルの威力が上がる
・生存力は期待できないため仕様を理解し最大効率で確実にトドメを刺そう

個性

範囲攻撃が命中すると再行動し、「疲労」状態になる。
敵ユニット1人にダメージスキルを使用するごとに「活力」を1得る。
「疲労」は3,3,2,2,1ターン後の行動開始まで続く。
「活力」は最大10,20,20,30,30まで累積する。
スキル使用時の「活力」獲得ボーナス+0,0,0,1,1。
戦闘開始時、活力を0,0,0,0,10獲得する。

疲労:個性による再行動が発動しない。解除・無効化されない。

活力:1スタックにつきクリティカル率+1%。解除・無効化されない。
加えてスタック数10ごとに以下のボーナスがある。
10:与ダメ+10%
20:クリダメ+10%
30:与ダメ&クリダメがさらに+10%

「疲労」は再行動の抑制システムであり、要するに「星1なら3ターンに1回、星5でも1ターンに1回までしか再行動できませんよ」ということ。「活力」は敵を殴れば殴るほど累積して強くなると理解していればOK。

ダメージが敵のシールドに吸われると活力は増えない。乱撃で3回攻撃しても増えるのは範囲内の敵1人につき+1(星4でさらに+1)だけ。ただし活力は消えないので気づいたら30に達しているだろう。

初期スキル

疾風乱舞・真意/疾風乱舞・決意

自身から3マスの範囲攻撃。使用後は疾風乱舞・決意に変化する。
決意は範囲2マスに狭まる代わりに威力が上昇し、消費ENが下がる。
コストが軽く使いやすいが、ラヴィアは他に優秀なスキルが多いのであえて採用する枠はないかもしれない。

ランク1

疾風・穿雲

即時。十字2~3マスの敵ユニット/オブジェクト/地点を選んで突進し、経路上1~3マスの敵/オブジェクトにダメージ。
敵のバフを1つスティールする。
このスキルが対象に命中した場合、CT-1、次に使用するアクティブスキルの与ダメ+15%。

地点/ユニット/オブジェクトを対象にできるので、純粋な移動スキルとしても使える。障害物をすり抜けられ(オブジェクトにダメージが入るので注意)、水地形も飛び越えられるが、水に隣接していると飛び越えられない。水から1マス離れると幅1マスの水地形を超えられる(不具合か正しい仕様か迷う)。

次に使うスキルに与ダメ+15%のボーナスが乗る(※通常攻撃は対象外)ため、これで敵陣に切り込んでからフィニッシュブローで吹き飛ばすのが基本戦術になるだろう。スキルツリーでは断空と対になっているが迷わず両方とも取得をおすすめする。

疾風・断空

(パッシブ)アクティブ攻撃で物理ダメージを与えた後、2マス以内の敵に15%の物理ダメージを与え、ランダムなLv2デバフを1つ付与する(2ターン)。毎ターン3回まで。

ダメージは15%物理で大して期待できないものの、初夏ラヴィアは攻撃が命中した人数に応じて活力が累積していくためとにかく手数と範囲が欲しく、キャラの特性とは噛み合っている。個性の再行動に必要なトリガーは「範囲攻撃を命中させた時」なのでこれも相性がよい。

なお、これをシルエットスキルとしてオリジナルのラヴィアにつけることができる。

ランク3

機動隊員

警用套索

使わないので割愛

ランク5(リアクション)

(リアクション)不屈を獲得。
フィールド上で味方ユニットが撃破された時、HP全回復と与ダメUP、被ダメ減少(2ターン)。

初夏記憶ラヴィアは装甲が紙なので格下相手ですら思わぬ事故で即死することがあり、不屈がお守りとして機能する場面も少なくない。「味方ユニット」には召喚ユニットを含むのでアカンベのアサシン、イナンナの護衛、サフィアの吊し人などを代償にラヴィアを強化することが可能。吊し人が自爆した時もちゃんと回復するので実は若サフィアより古サフィアとの相性が良い。

ランク7

疾風剣・亂芒問天

5×3マスに25%の物理3回攻撃。
任意のアクティブスキルを1回使った後、与ダメが35%に上昇。
任意のアクティブスキルを2回使った後、与ダメが50%に上昇。
上昇効果は行動終了まで継続。

初夏ラヴィアの演出つき必殺技。説明文を見てもいまいちピンとこないので実際に試してみよう。

上から
・行動開始直後に単発で撃った場合(画像のダメージ平均792)
・通常攻撃→断空の後、再行動で撃った場合(平均1108)
・突進(即時)、通常攻撃の後、再行動で撃った場合(平均1749)
(※3枚目は穿雲の与ダメ+15%あり)

手順でかなりのダメージ差が出ることが分かる。初夏ラヴィアの必殺技は決して単発で撃たず、他のスキルを噛ませてから使うことが重要だ。

初夏ラヴィアのダメージ出力はもっぱらこの技に依存するため、きちんと手順を構築してダメージ量を伸ばす必要がありオート戦闘ではなかなか最高出力に至らない。

2024.06.26 断空が「不具合修正」され、ナイフや火石など装備スキルでは発動しなくなりました。装備スキルでもダメージを与えれば活力は増えます。

疾風・開刃

(パッシブ)移動+突進した距離が4マス以上の時、攻撃後にEN1回復(敵を撃破した場合は更に1回復)。1ターンに1回まで。

疾風剣乱撃はCTがなくENさえ供給すれば連打できるので、瞬発力を重視するなら断空を切ってこちらを入れるのもあり。筆者は逆境の塔でスコアを詰めるために使ったが、普段はココアやターイルがいればENにはそれほど困らないと思う。

ランク9(通常攻撃)

隣接1マスの単体攻撃+ノックバック1マス。
使用後は十字3マスの突進+ノックバック2マス(衝突でスタン付与)に変化する。
変化後は段差に弱いので注意。

火力バカゲー抑制のつもりなのか、環境が進むとシールド持ちの面倒な雑魚が増えてくるので、そういう連中を突き飛ばして海に捨てられるのが便利。

ランク11

閃避步伐

狩獵衝動

使わないので割愛

シルエットスキル

(回復)即時。自身の失ったHPの60%を回復。ほろ酔い、穿甲を獲得(2ターン)。活力+10。

ほろ酔い:
バフ。クリティカル率+30%、被ダメ-10%。累積できる。

穿甲:
バフ。攻撃時、相手の防御を40%無視する。

シルエットキャラの特典として、オリジナル版のキャラを所持・育成しているとオリジナルから特定のスキルを1つ輸入することができる。これをつけたからと言って元のキャラのスキルが封印されるようなことはない。

來一杯はオリジナル版の効果に加えて防御無視と活力+10のどでかいオマケがつき、代わりにCT4で回転率が下がった。初夏ラヴィアは防御が低く個性での自己回復が失われたため前線での耐久に不安があり、このスキルはそれを補ってくれる。またクリティカル率+30と恩恵が大きく、モチーフ武器である疾風天烈剣のクリダメUPとシナジーを発揮する。戦術の角笛やノノの奪魄に合わせて殴る前にはゴクッと一杯やってからにしよう。

問題はセットするだけの枠がないこと。入れ替え候補は断空。できればCT短縮の手段が欲しい。

断空をシルエットスキルとしてオリジナルラヴィアにつけることもできるが、こちらはあまり噛み合っているとは言えない気がする。

使用感

全体的な印象としては、周年イベントの目玉にふさわしい満足度を持っている。グラフィックはどう見ても剣だが装備品はやっぱり斧。

噛み合う武器はクリダメUPのモチーフ武器・疾風天烈剣(斧)、突進で先手を取る関係でダメージボーナスを得やすい宴の巨斧、突進とノックバックを強化する拒絶のハンマー、物攻UP&バフ解除の正音の槌あたりか。

防具は突進と再移動で先行しがちなので一匹狼のマントが考えられるが、特にこれといった決め手に欠ける。砂時計でもナイフガントレットでもバーニングストーンでも使いこなせるだろう。実装されたらティードンのモチーフ盾で物理シールドを張って防御を補うのも悪くないがこれもベストとはいい難い。

タロットは物攻チューンの魔術師で範囲攻撃の底上げ、または正義でクリティカル補強。雑魚の殲滅を担う事が多いと思うので悪魔も似合う。刻印はおなじみ剣+杖だ。

オリジナルのラヴィアが単体攻撃での一発メインだったのとは方向性が大きく異なり、1ターン内に多く行動すると必殺技の威力が上がるという性質を持ち、範囲攻撃の連打で敵集団を圧倒できる。個性の「活力」を早く溜めるために範囲攻撃でなるべく多くを巻き込み、防具のスキルや追撃のパッシブも併用して手数を稼ごう。

断空をつければ突進(即時)→断空→通常攻撃→断空→(再行動)→疾風剣乱撃→断空で1ターンに6回攻撃でき、敵の集団がボロ雑巾になる。攻撃を当てるほど活力も溜まるので尻上がりに強くなっていく。

早速敵陣に突入させてブンブンさせたい所だが、防御がペラッペラで緑に1発殴られただけで不屈が発動する有様。自分より低レベルな敵であっても危険。防御のステータスは後衛並みであり多少盛った程度ではどうにもならないため味方との連携が欠かせない。「いきなり敵陣ど真ん中に放り込んで雑な範囲攻撃で倒しきれずに終わり」というパターンは避け、突進→通常からの再行動必殺できっちりトドメ、あるいは再行動での離脱を念頭に行動した方がよさそうだ。単発で必殺を撃つだけで強いというキャラではないし、消費4の必殺を連打するにはEN供給手段がいるため、ある程度自陣の戦力に厚みが必要か。

環境が進むとシールドが厚い敵が増え、単純なダメージでは削れない場面が増えてくるものの、通常攻撃にノックバックがあるため機動力を活かして落下死を狙えるのは心強い。

個性の強化は最優先候補。完凸で疲労の持続期間が短縮され、毎ターン再行動が可能になる(初期状態だと3ターンごと、星3で2ターンごと)。対集団戦での切り込み役としてはこの上ない存在である。

モチーフ装備「疾風天烈剣」

物攻+10%。攻撃後、自身のクリダメ+21%(行動終了まで持続)。

イベント配布武器。

初夏ラヴィアのイラストに描かれているモチーフ装備ではあるが専用ではなく、他の斧キャラにも持たせることができる。とはいえ「1発殴った後でそのターン中に限ってクリダメが増える」というクセのある性能で、使いこなせるキャラはかなり限定的。素直に本人に持たせるのがよいだろう。

注意点として、イベント限定で神兵や武器ガチャからは出ない。強化素材がイベントの進行に合わせて時限解放されるため台湾では星5にするまでに3ヶ月以上かかった。日本では巻いてくるかもしれないが、強化が進むまでは無理に運用する必要はない。

イベントで剣本体や強化素材を取り逃がすと詰みだったが台湾では後に豊穣パスの武器箱で選べるようになり救済された。ただし箱から選べる他のモチーフ装備も魅力的なものが多いため極力イベント内で全て入手しておきたい。