カリス

名前クラスレアリティ
カリスデストロイヤーSSR
画像所属武器
法皇国

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

β版では超範囲・超威力のスキルを持ちまさに「デストロイヤー」を象徴する存在だったのだが、正式実装で扱いづらい個性に加えサポートスキルが増えてやや中途半端になった。とはいえ必殺技の超範囲と超火力そのものは健在であり範囲魔法が求められるマップや大型ボス戦では猛威を振るう。また実装時点で唯一の魔法バリアを張るスキルを持つ。

2024.09に海外で実装された防具に免疫定身(行動不能を無効化)を持つローブがあり、これによって必殺技の自己スタンを防げるため使い勝手が向上した。

カリスのポイント
・大出力の範囲攻撃魔法と、広範囲を守る魔法バリアを持つ
・パワーを蓄積して放出する個性を持つが、勝手に発動するため扱いが難しい
・法皇国の上位陣営オーラ

個性

個性の影響範囲は4,4,5,5,5マス。
上記範囲内にいる味方ユニットがスキル(即時は除く)を使用した後、カリスが「啓示」を1獲得する(毎ターン5回まで)。行動開始時に9以上の啓示を持っている場合、啓示を9消費して「光諭」を得る。星5のみ追加でEN1回復。
魔攻+0,5,10,15,15%。
戦闘開始時、啓示を0,0,6,6,8獲得。行動終了時、啓示をさらに0,0,0,0,3獲得。

自分から一定範囲内の味方がスキルを使うごとに「啓示」を獲得する。啓示が9溜まると「光諭」状態になり、カリスのスキルが強化される。強化内容は固有スキルそれぞれに異なる。汎用スキルは一律で射程+2、消費EN-1。

大技を使う前に光諭状態になっておくことが前提なわけだが、光諭は任意で発動できず、溜まった状態でスキルを使うと勝手に出てしまう。そのため毎ターンごとに厳密なコントロールが必要となるのがネック。

初期スキル

侵蝕秘術
(魔法ダメージ)単体に100%のダメージ。攻撃前、対象にランダムで3個のLv2ステータスデバフを2ターン与える。

Lv2ステータスデバフ:
攻撃-2、クリティカル-2、物防-2、魔防-2、治療効果半減

神兵でお世話になった深淵さんの侵蝕術が強化されて帰ってきた。ダメージが85→100%、デバフ数が2→3、消費ENが1→2とそれぞれ上昇している。ボス戦ではかなり効果的なので忘れず持っていきたい。

ランク1

庇護之光
(支援)即時
単体のHPを25%回復する。対象が「無傷」の場合は効果が変更され、与ダメージ+20%、魔防+40%を2ターン獲得する。

生命吞噬
(魔法ダメージ)単体に150%ダメージ。攻撃後、ダメージの45%を吸収する。

回復役が足りない場合は庇護之光の出番があるかもしれない、という程度。

ランク3

耀護眾生

(支援)目標から2,3マス以内の味方に、カリスの魔攻60,90%の「光耀護盾」と再生3を2ターン付与する。このシールドを持つ間は「免疫定身」を得る。※赤字は光諭状態

光耀護盾:
シールド。特殊な魔法シールドである。

免疫定身:
バフ。以下のデバフ効果を無効化する(スタン、睡眠、氷封)

実装時点では唯一の、味方に魔法バリアを張れるスキル。効果量は大きく、免疫定身もつくためスタン、凍結、睡眠が無効。光諭時はバリア値、射程、範囲が強化され、オマケでリジェネもつくようになる(なお画像ではCT3になっているがこれはココアランチで幸福感を得ているためで、光諭とは関係ない)。

小ネタとして、スタン無効により自身やベラが持つスキル発動後のターンスキップをキャンセルすることができる。

諸罪並罰

(貫通ダメージ)対象方向3×4,3×5マス内の敵に魔攻50,75%+対象のHPの20,30%のダメージを与える。※赤字は光諭状態

シンプルな範囲火力。

ランク5(リアクション)

暗之庇護
(リアクション)アクティブ攻撃の被ダメージ-8%。アクティブ攻撃を受ける前、敵が持つデバフ1つごとに被ダメージがさらに10%減少(最大30%)

回能
(リアクション)アクティブ攻撃の被ダメージ-8%。アクティブ攻撃を受けた後、ENを1回復。

正直大差ないと思う。環境が進むほど敵はデバフの大名行列の様相を呈するので暗之庇護の恩恵を受ける機会は多いかもしれない。大技を連発するとEN切れが起きるがそれができる編成ならEN供給手段も充実していると思われるので回能を頼る場面はあまり思いつかない。そう考えると暗之庇護の方がいい…かも。

ランク7

光輝的指引
(陣営オーラ)フィールド上の「法皇国」所属の味方に対し、攻撃+10%、防御+20%を付与。対象が4個以上のバフを持つ場合、貫通ダメージおよび与ダメージ+12%、被ダメージ-12%。

満を持して実装された法皇国陣営の上級オーラだが、「4個以上のバフがある場合に与ダメ&貫通ダメージ+12%、被ダメ-12%」とやや微妙であった。

カリス実装時点での法皇国の主力級としてはベラ・コル・ガルシア・神恩らがおり、この面々を強化できるのは悪くないのだが、貴重な1枠を割いて持たせるからにはできればもう一声欲しかったという所。

肅清萬惡

肅清萬惡
(魔法ダメージ)準備1ターン。対象地点から2マス内の敵に130%の火属性範囲ダメージ、スタンを1ターン与える。続けて対象地点から5マス以内の敵に80%の範囲ダメージを与え、治療効果減少、移動-2を2ターン付与する。大型ユニットを攻撃する時、与ダメージ+100%。スキル使用後、ターンスキップする。※赤字は光諭状態

大型ユニット:
1マス以上を占有するユニット

カリスの最大最強奥義。準備ターンを要し、さらにターンスキップする代わりに絶大な範囲とダメージ量を誇る。敵が動いて範囲から外れてしまうのが難点なので、再行動や速度バフを利用して行動順を回し、さっさと発動させてしまおう。

自らが持つ魔法バリアに付随する免疫定身効果や、後日追加実装された防具(詭詐之影)でターンスキップを防げることを覚えておくと取り回しが大きく改善される。

ランク9(通常攻撃)

懲悪
(通常攻撃)十字範囲3,5マス以内の敵1名に魔攻30,40%の貫通ダメージを2回与え、攻撃後に啓示を2,4層獲得する。※赤字は光諭時

直線にしか撃てないが直撃のため障害物を無視する。

ランク11

受庇護者
(パッシブ)自身がデバフを持たず、かつ3個以上のバフを持つ時、攻撃+15%、防御+30%

効果値は悪くないが前提条件が面倒なので使わない。ただカリス愛用者なら攻撃+3%のために開けるがよいぞ。

晶能波動砲
(魔法ダメージ)対象ユニットから3マス以内の敵に60%の範囲ダメージと魔防-60%を2ターン与える。

ダメージはそれほどでもないが範囲が広く低コストで使いやすいのと、魔防-60%が非常にでかい。どうにか敵集団にこれを当ててから究極技に持ち込みたいものだ。

使用感

サポートと範囲攻撃とオーラのいいとこ取りをしようとすると中途半端なビルドになってしまうので、魔法バリア+範囲攻撃の係と割り切ってスキルを取るのが良いと思われる。肅清萬惡・光諭の破壊力は圧巻。大型のボス戦で侵蝕秘術と合わせて使えばなかなかの数字が見られるだろう。

どのような戦術をとるにせよカリスの運用上は光諭の管理が窮屈なので、神兵のように攻撃するタイミングが限られていると手順の構築に神経を使うことになる。光諭をキープしつつ通常状態のスキルも使えるような仕様であれば評価は一段上がっていたと思われるだけに残念だ。

相性がいいキャラはベラ。法皇国の陣営バフとメテオの硬直キャンセルで大きな恩恵が得られる。法皇国は魔女を迫害する存在だが、楽園では立場は関係ないのだ。再行動で準備ターンを飛ばすためイナンナもお供につけたい。

定身(行動不能=スタン・睡眠・凍結のこと)を無効化する装備、詭詐之影。「星鑄神兵・光影」シリーズの1つで、入手方法は期間限定のピックアップガチャか、逆境の塔のトークンでランダム箱を交換して当てるしかない。1つあれば最低限の用は果たすのが救いか。