イナンナ

名前クラスレアリティ
イナンナウォッチャーSSR
画像所属武器
イリヤ
鈴蘭の剣

筆者のプレイ体験における使用感です。理論値に基づく最終評価ではありません。

雑感

みんな大好き「召喚」「味方再行動」持ちの支援型ヒーラー。戦闘開始時に自動で1体護衛を召喚し、低レベルで再行動スキルを獲得するので、手数が正義のSRPGにおいてそのアドバンテージは計り知れない。あらゆるステージの難易度を1段下げるくらいのポテンシャルがあるだろう。四天王と呼ばれる強ユニットの1人。

イナンナのポイント
・唯一無二の「味方を再行動」スキル
・ディフェンダーを召喚して味方ユニットを増やせる

個性

戦闘開始時、近衛兵を1体召喚する。
行動終了時、自身から4マス以内で最もHP割合の低い味方2体のHPを魔攻25%で回復し、Lv2バフをランダムで1つ付与する。
近衛兵の攻防+15%
ステージごとに2回、近衛兵を追加で呼び出すことができる。

ノーコストでディフェンダーユニットを1体増やせる。単体攻撃とカバースキルを持っており、倒されても被撃破カウントに含まれないため捨て駒の囮として使い勝手が非常に良い。それでいて「味方が撃破された時」という条件を持つスキルのトリガーは満たせる。序盤は手駒を1枚増やせるだけで大きな効果がある。終盤はステータスが増強されてなかなか死なない囮として使える。いずれにしても便利すぎる個性である。

王女的祈願

イナンナ最大の特長。
攻撃と魔防をアップさせ、行動終了した味方1人を即時再行動させる。
彼女を起用するのはほぼこのスキルが目的と言って良い。

最も効果的なのは強力なスキルの準備ターンに入ったキャラを再行動させてすぐに撃たせる使い方。他には戦術スキルの角笛を吹いてボスの防御を下げたターンで一気に畳み掛けたい時など。

王女的慰問

周囲2マスの味方を回復しデバフを2つ除去する。

標準的な範囲回復スキル。ヒーラーがイナンナだけで再行動を使っていると回復にコストや手数を割けず追いつかなくなるケースが考えられる。サブヒーラーを編成に加えて厚みを出したり、回転重視で単体回復につけかえたりして対応しよう。できれば個性を強化してパッシブ回復を1人から2人にしたいところだが記憶収集の優先度が高いキャラは他にいるのでなかなか順番は回ってこないかもしれない。

出逃的王女

現在HPの90%を失い、自身のデバフを除去する。
ステルスと治療効果+50%を獲得する。
個性の対象範囲が2倍に拡大し、範囲内の全味方ユニットを回復する。
効果は2ターン持続

個性のパッシブ回復が劇的に強化される。4マス以内の味方2体→8マス以内の味方全員、かつ回復量+50%なので全員が全快に近い効果を得られるだろう。CTが5と重く、戦闘中1回しか使えないと考えたほうがよいためタイミングは選ぼう。

ステルスは敵のアクティブスキルの対象にならないため、むしろ味方の前に出して見えない障害物のように使うことができる。ただし範囲攻撃の余波は普通に当たるので注意。

與你同在

3マス以内の味方に協攻・協防を付与する。
3ターン持続
対象がイリヤ陣営の時、友軍の数を+1して計算する。

近くに味方が集まっていると互いに攻防アップするというスキル。イリヤ所属のユニットであれば更に効果が上がる。ボス戦ではボスの周りに群がって殴る事が多いので効果を発揮する。

使用感

支援型ヒーラーであるが回復量は純ヒーラーのサマンサや慈愛天使と比べてもさほど見劣りしない。単体回復・範囲回復・デバフ解除・パッシブ回復と一通り揃っている。それに加えて再行動と護衛召喚、ついでにステルスまで持っているのだから、自軍がある程度育てばデメリットのない上位版ヒーラーと考えて差し支えはない。ただし序盤はパッシブが大してあてにできないし、ENのやりくりにはかなり苦労するので注意。

とはいえ、彼女の評価が高い理由はほぼ再行動と召喚が全て。回復役としての期待はオマケだ。

このゲーム、終盤での戦術はバフデバフ頼みになる。ボスに被ダメージアップや防御ダウンをかけまくり、その有効ターン内に全力で殴りかかるのがお決まりのパターンなのだが、攻撃ターン内に1手でも多くダメージの大きい攻撃を叩き込みたい。その際に有用なのがイナンナの持つ再行動だ。大技の準備ターンに入った味方を再行動させてすぐに撃たせる、EN回復役と協働してアタッカーの主力技を高回転させる、といった作戦を用いることで攻略が容易になる。ボス戦ではヌンガルと相性が良くコンビ打ちしている動画をよく見かける。

攻撃に参加する機会はほぼないと思って良い。武器は回復量UPのついた重組魔方か青墨圖騰。防具は何でもいい。タロットは特殊効果付きワールド(待機でスキルCT-1)で再行動の回転を上げるか、女祭司女皇で回復強化するのがセオリー。ワールドを持てば再行動付与→待機→再行動付与→待機を繰り返すマシーンと化す。