雑感
螺旋の序盤をプレイした人が「主人公一行よりもこのモブの子の方が可愛い」などと言いがち。見た目は地味だがモブどころか難民を率いてバリバリに活躍する勝利の女神である。
個性
攻撃+12%
自身から5マス以内の敵に対し40%物理ダメージで援護攻撃を行う
毎ターン2回まで
星3で援護射撃の回数が1回から2回に増える。育てばダメージも意外と大きくなるので馬鹿にできない。
通常攻撃
100%物理ダメージ
対象のバフを2個除去する
エダは純粋火力よりサポート担当なのでバフ消し用にこちらが適している。
リアクション
自身から1マス以内にオブジェクトがある場合、被ダメージ-40%
箱、樽、岩など種類不問でフィールドオブジェクトに隣接、あるいは上に乗っている場合に効果を発揮する非常に強力なスキル。オブジェクトがないステージでは自前で箱を工作すればよい。グロリアの旗でもいい。1周ではなく1マスなので斜めに接していても効果がない点に注意。
すごくどうでもいいが、アイコンがビルの間から巨人が現れたように見えてしまう。
引路微光
自身から3マス以内の味方に対し、与ダメ+30%、魔防+40%、移動+1を3ターン付与し、干渉系デバフを付与する
干渉(行動阻害):
移動デバフ、アクティブスキル禁止、パッシブスキル封印、リアクション封印、援護禁止、回避禁止、盲目、強制直行など
序盤ではグロリアに並ぶ強力な範囲バフ。3ターン持続するので、手が空いたタイミングで比較的雑に使っても大丈夫なのが心強い。
拋射酒桶
即時
対象周囲1マスに20%の物理ダメージを与え、地形を「烈酒」に変える
烈酒:
踏むと速度-150、移動-1、魔防-40%
樽を発射して酒を撒き散らす非常に強力な範囲デバフ。速度を150下げられると大抵の敵は行動順がほぼ最後尾になるため、こちらが先制して殴りかかることで被害を減らせる。魔防-40%もつくので魔法攻撃で畳み掛けたい。
準備ターンのあるベラのメテオと相性がいい。ベラがメテオを構えたら対象の敵に樽をぶつけることで、次のターンでベラが先に行動できるからだ。
ダンタリオンなど物攻参照の魔法ダメージでも魔防デバフの恩恵はあるのか?とたまに聞かれるが、ちゃんと効くので安心して欲しい。
拿起武器
4マス以内の自分以外の味方にEN1回復
自身が援護攻撃する時、ダメージを130に上昇
毎ターンの援護回数+2
1ターン持続
周囲の味方にENを供給して攻撃させ、自分は援護射撃を構えるスキル。大型のボス戦ではあまり使わないがエリート程度の相手をボコる際には便利。
序盤のEN供給スキルは貴重だが、だんだん範囲EN回復や単体EN4回復といったつよつよスキル持ちが溢れるようになると、このスキルよりも箱作りの方が使う機会が増えてくるだろう。
修築工事
即時
目標地点に箱を召喚する
箱を作れる。この箱は時間経過では壊れず、高台として利用したり障害物として使える。エダは掩體優勢のリアクションで箱に隣接あるいは乗っていると被ダメ-40%がつくため、ひょいと箱を出して近くにいるだけで神兵などの強烈な攻撃を涼しい顔で耐えることができる。普通の箱と同じでHPがあり、範囲攻撃の余波で壊れる点は注意。
街壘戰
自身周囲1マスにオブジェクトがある時、攻撃+15%、アクティブ攻撃後に2マス再移動できる
今まで使った記憶がない。
使用感
支援的な立ち回りに特化したボウガンナー。範囲バフが目玉なので登場時には「遠距離版のグロリア」と騒がれた。派手な攻撃スキルこそないものの、所持するバフ・デバフは紛れもなく一級品。単純な力押しで済む序盤よりも中盤以降で搦手を多用するようになってからの方が彼女の強みを実感できるだろう。
個性は援護射撃だが威力は物理30%x1ターン1回(完凸で40%x1ターン2回)と思った程でもなく、これを活かすならランク11の援護攻撃強化のスキル(援護ダメージ+130%、+2回)と塔のタロットが必要になる。星3に上げて強化してやれば、立っているだけでトドメの一押しに貢献してくれるのは便利だ。
初期からの実用的なスキルは引路微光と酒樽投げ(インスタントスキル)のセット。引路微光は「与ダメ30%UP」「魔防+40%」「移動+1」「干渉系異常を解除」、烈酒は地形効果で乗ったユニットに2ターンの間「魔法防御-40%」「行動速度-150」「移動-1」を付加する。
例として、これと魔術師の烈焔星隕(準備ターンありの範囲攻撃)を組み合わせることができる。バフでカチカチになったボスステージの騎士団も一発でボロボロだ。敵に大したバフのないノーマルステージならこの時点で一掃できる。
(1ターン目)敵が寄ってくる→メテオの詠唱開始→酒樽→引路微光
(2ターン目)酒のせいで敵が動く前にメテオ発動。魔防-40%もあるのでダメージ増量
速度が遅くなりがちな弩兵の中でも更に彼女は最も行動順が後ろの部類に属する。アタッカーがスタスタ歩いて行ってベシッと攻撃した後にバフをまくことになるため、効果が出るのは次のターンから。似たような範囲バフを持つグロリアは行動が早くバフの恩恵をアタッカーが1ターン目から受けられる点が異なる。エダを活かすには行動の遅さを逆手に取った戦術が必要とされるだろう。上の画像のマップのようにハマる場面では戦いの趨勢を決定するだけの力がある。
終盤のボス戦ではオブジェクトの隣にいると被ダメが40%減るというパッシブが心強く、スキルで出した箱に乗って即死級の攻撃に平然と耐えつつ高所判定の援護射撃で敵を削る姿はまさにドラクロワの描いた女神そのもの。
敵味方の配置が近く、2~3ターンで決着するような小マップ(征服の塔に多い)だとグロリアとエダのバフ&EN回復+ベラ等の範囲攻撃でガサッと削り、ミリ残しは援護射撃でキッチリ回収していく流れでストレスがだいぶ軽減された。酒で行動速度を下げられるため、近づいてきた厄介な敵を遅らせて行動する前にボコり倒せるのも便利。
欠点として主要なスキルのCTがどれも4以上と長いことが挙げられる。CT短縮の手段があればなるべく用意してあげたい。具体的には戦術の旗、ココアの幸福感、アカンベの陣営オーラなど。
装備は援護射撃を活かすならイリアファイターボウ、支援に徹するなら英霊の長弓。防具は何でもいいが、アーチャー鉄板の精密照尺は取り合いが激しいのでアタッカーに譲り、エダは災害瓶など補助的なものがいいかも。タロットは塔で援護射撃を補強するか、運命の輪あたりが無難。刻印はCTリセットできる杖+聖杯か、援護射撃重視なら剣+杖。