基本
スタート時や特別なイベントを除き、通常「鈴蘭の剣」では4種類のガチャがあります。
①単体ピックアップ:「邂逅」
②ダブルピックアップ:「再会」
③恒常ガチャ
④武器ガチャ
重要なのは①②です。③④は通常引くことはないでしょう。
デイリー無料ガチャはありません。
ガチャの基本情報
・SSR排出率:2%
①②③で出るのはキャラクターだけ。④は武器だけでSSR武器5%。
・ピックアップ排出率
①単体ピックアップ:50%
②Wピックアップ :75%(各37.5%)
・天井:180回
・カウント引き継ぎ:あり
①は①同士、②は②同士で別々にカウント
・10連のおまけ:なし
割引やSR保証はなく、単発で10回引くのと同じ
・被ったキャラ:突破材料に変換
同キャラは複数所持できず、当該キャラの欠片(突破用)に自動的に変換
1枚50個、完凸(星1→星5)まで300個、デイリーで1日3個程度拾えるので本体を引けば100日で完凸できる
完凸後にさらに被った場合はショップで使えるトークンに両替できる
・復刻:3ヶ月くらいだが問題点あり
執筆時点では期間限定・有償限定のキャラなし。ピックアップ終了後はすぐに恒常入り。
3~4ヶ月でピックアップ復刻が来る。
ただし重大な問題として初実装時は単体ピックアップのキャラも復刻はWピックで抱き合わせになる。
天井時の挙動
①単体ピックアップ:
180回でピックアップキャラ確定排出。
②Wピックアップ:
そのガチャ期間中にまだピックアップキャラを排出していない場合、180回でピックアップのどちらかランダムで排出。360回までに出なければ前回と逆のキャラが排出。両方出ていたらランダムで排出。
例)グロリア/ティードンのWピックアップで180回目にティードンが出たあと、360回目までグロリアが出なければ360回目でグロリア確定。
Wピックの判定は当該キャラの所持/未所持ではなく「そのガチャ期間に出たかどうか」
例)他のガチャ等で既にティードンを持っている場合、グロリア/ティードンのガチャ180回でグロリア確定ではなくティードンが出る可能性あり
例 コル/ベラのWピックの場合
10回目:コル(未所持)獲得 天井リセット
50回目(10+40):コル(かぶり)獲得 天井はリセットされない
190回目(10+180):ベラ(未所持)確定
グローバル100回保証(SSR確定)
天井とは別に①②③共通で100回カウントし、100回までにSSRが出なければSSR確定排出。
出現率はそのガチャで普通にSSRを引いた時と同じ。ピックアップ確定ではない。
180回天井でSSRが排出されても100回保証はリセットされない
一方、100回保証でピックアップ対象が出ると180回天井はリセットされる
この仕組みにより、180回天井とグローバル保証の100回が同時に迫った時は、あえて他のガチャを引いてグローバル保証を別のガチャで発動させた方がよいと考えられる。
例えば「単体ピックアップの180天井まであと5、グローバル保証まであと1」の場合、次回引いたキャラはSSR確定になる。そこで50%の確率でピックアップが出ると180天井のカウントが0に戻り、同時にグローバル保証も0に戻る。一方すり抜けならグローバル保証は0になるが天井はあと4のまま残る。意図的にすり抜けを発生させることはできないため、あえてWピックや恒常ガチャを1回引いてグローバル保証を発動させれば、2つの保証の恩恵を受けることができる。
「他に欲しいキャラが全くおらず、1回でもガチャを引く回数を節約したい」といった場合でもなければ、基本的にはこの方針の方が獲得できるSSRキャラの数が増える。
隠し保証?
公式には発表されていないが、履歴で確認できるガチャ回数が100回を超えており、かつ邂逅率(SSR排出率)が2.0%を下回ると次のガチャでSSRが確定排出される(らしい)。出典
欲しいキャラは初実装時に狙いたい
天井引き継ぎ・100回保証・数ヶ月で復刻のおかげで「今すぐ出なくても次は何とかなる」と気持ちに余裕が持てる
…ように最初は思っていたのですが、復刻では既存のキャラと抱き合せでWピックアップに放り込まれることが明らかになり、筆者の中でガチャの評価は大きく下方修正。なぜ実装時より復刻のほうが厳しくなるのでしょうか…。
確率や天井の仕様、有償限定や期間限定キャラがないこと、突破がデイリーで可能なこと、石の入手量などを踏まえた感想として、他のゲームと比べてガチャの評価は
初実装時「普通~やや優しい」
復刻「なるべく引きたくない」
となります。目当てのキャラは初実装単体ピックアップの時に確実に取り、取れなければ存在を忘れていつかすり抜けで出たらいいな…くらいの心づもりでいた方がよいでしょう。幸いこのゲームには攻略に必須級のキャラというのはいませんので。
この方式の問題はWピックの保証システムにあり、キャラの所持/未所持で排出判定が変わらない点です。天井で未所持キャラ確定なら何の問題もなかったのですが、未所持キャラと完凸済のキャラがWで来た場合、天井で完凸済のキャラが出てくる可能性が2分の1あります。完凸キャラが被っても記憶ショップでちょっとした素材が買える程度の価値しかなく、汎用突破素材に変換できるような救済がないと回す気になれません。
しかしながら、初実装時からWピックで一度も単体ピックアップされたことのないキャラが多数存在するのが頭痛の種です。ベラ・コル・グロリア・イナンナ・ガルシア・ダンタリオン・マグナス・ザビエル・ファカール・ティードン・レオニード・サマンサ・グズマンが該当します。というか初期のキャラはほとんどこのパターンなので、台湾版初期の不評の一因となったことは疑いようがありません。あとから単体ピックで実装されたのはノノヴィア・リリヴィア・エダ・モモ・ミゲル・オーギュスト・アレクセイ・シモーナ・サフィア・ナルギル・ヌンガル・ココア・ホーマ・カリス・シャックルル・アガタ・ターイルで、この中から復刻したキャラは全てWピックアップになっています(2024.05現在)。正直言ってこの運営方針にはまったく賛同できません。もっと他ゲーの仕組みと評判を研究して欲しいと切に願います。
配布量は当初より増えつつある
サービス開始時は200天井・ピックアップ50%でしたが、Wピックでそれをやられると実質0.5%の400天井になってしまいぐにゃあ…だったので不評を買い、サ開から3ヶ月・4ヶ月と立て続けに確率と天井が緩和され、グローバル保証が追加されました。
最初からそうしていれば台湾で「ケチなゲーム」という悪評が飛び交うことはなかったと思いますが、と言っても鈴蘭の剣はガチャ以外にお金使う要素がほぼないので、唯一の収入源であるガチャの緩和というのは売り手からすると怖いだろうな…とお察しします。
ガチャチケットの直接配布も当初は皆無でしたが徐々に増えつつあり、シナリオ進行や実績達成で晶石をガバガバもらえるので、無課金でも「思ったより引ける」という印象です。
筆者は台湾版にて登録から5週間・完全無課金で280回引けました。新作&無課金でこれなら十分回せてる方じゃないでしょうか? ボーナス配布等のない時期に始めた&天井緩和の前でこれなので、日本版が開始される頃にはもっと引けるしもっとSSRが出やすくなっているはずです。