移動力 | 速度 |
---|---|
3 | 158 |
雑感
弓・魔法ダメージ・特殊な範囲攻撃のアサルター。「長夢終渡」の本線では寡黙な弓手として「たまたま居合わせた」難民たちのピンチを何度か救ったが、その出自や目的については謎のままだった。ゲーム内のプロフィールを見てもその辺のことは書かれておらず、実装時点では断片的な情報で筋書きを推測するほかない。
ニーディアのポイント
・マーキングした敵を爆破して範囲ダメージを与える
・毎ターンENを消費してパッシブを維持するスキルがある
・凍傷(生命流失)で硬い敵も削れる
・移動は3(パッシブで+1)、射程を伸ばすために星上げが必要
個性
与えた物理ダメージを魔法ダメージとみなす。
戦闘開始時、「氷鎧」を得る(3ターン)。
自ターン内で「黒羽」状態の対象に「通常攻撃」した場合、「黒羽千片」を誘発し、通常攻撃した対象から「黒羽」を除去する。
「通常攻撃」した対象に「凍傷」を1与える(1ターン)。
魔攻値の10,10,20,20,30%を物攻値に加算する。
「黒羽千片」のダメージが0,10,10,20,30%アップ。
「通常攻撃」の最大射程+0,0,1,1,2。
行動開始時、自身から4,5,5,6,6マス以内で「黒羽」を持たない最も近い2,2,3,3,4体の敵に「黒羽」を与える。
(星5のみ)アクティブで「通常攻撃」した時、自身のEN+1、職業スキルのCD-1(毎ターン1回まで)
氷鎧:
バフ。使用者の魔攻値60%の物理シールドを得る。凍結地形の効果無効。近接攻撃を受けた場合、相手に移動-1を2ターン与える。
黒羽:
マーカー。ニーディアの行動ターンで通常攻撃を受けると「黒羽千片」を誘発し、「黒羽」は消える。
黒羽千片:
効果。発動時、ニーディアの「通常攻撃」の倍率は10%に低下する。その後「黒羽千片」が発動し、対象から2マス内の敵に80%の範囲ダメージを与える。ニーディアの攻撃1回につき、同一対象が受ける「黒羽千片」の効果は最大で4回であり、そのうち後の3回は倍率が15%に低下する。
凍傷:
デバフ。生命流失。行動終了時、使用者の物攻+魔攻の50%ダメージを受ける。
簡単に言うと、近くの敵に自動でマーキングする。マーキングした敵を通常攻撃すると爆発して範囲ダメージを与える。通常攻撃には生命流失もついている。
黒羽千片はノーコストで毎ターン使えるメリットはあるものの、派手な爆発のわりに80%の範囲魔法ダメージであり単品での出力は大したことはなく、「通常攻撃が範囲攻撃のバズーカ砲キャラ」をイメージすればよいと思う。爆破で大ダメージを出すには①敵を一箇所に集めて宣告で黒羽をつける、②通常攻撃を連発できるスキルで同時に起爆する、という手順が必要であるため、それなりにお膳立てがいる。意外なことに大型ボスは1体に複数回起爆できる(爆破した後に別のマスでまた起爆できる)ため有効。
初期スキル

(支援)即時。「黒羽蔽日」を得る。
黒羽蔽日:
「維持」EN1。「黒羽千片」の効果範囲+1。通常攻撃時、追加で「黒羽千片」を1回強制発動する。
黒羽千片:
効果。発動時、ニーディアの「通常攻撃」の倍率は10%に低下する。その後「黒羽千片」が発動し、対象から2マス内の敵に80%の範囲ダメージを与える。ニーディアの攻撃1回につき、同一対象が受ける「黒羽千片」の効果は最大で4回であり、そのうち後の3回は倍率が15%に低下する。
維持:
使用後、行動開始時に維持コスト分のENを消費する。不足する場合は強制解除される。維持中は対応スキルの取り消しコマンドに変化する。
毎ターンENを消費して効果を維持するスキル。ニーディアはこれを含めて維持スキルを3つ持っている。他の種類と重ねがけ可能なので「構え」のようなスタンス切り替えスキルではなく「自動継続するパッシブ」と考えるほうが正しい。
ランク1

どっちも使わないと思う。左は最初騎士連合ユニットに重ねがけできてシールドがどんどん累積するのでいいぞこれと思ったら一瞬で修正された。
ランク3

あまり使わないだろう。
ランク5(リアクション)

凛冬庇護
(リアクション)移動デバフまたは速度デバフ状態の敵を攻撃すると、自身は「氷鎧」を得る(2ターン)。毎ターン1回まで。
移動デバフまたは速度デバフ状態の敵から攻撃された時、被ダメージ-30%。
氷鎧:
バフ。使用者の魔攻値60%の物理シールドを得る。凍結地形の効果無効。近接攻撃を受けた場合、相手に移動-1を2ターン与える。
ランク11の「凛冬吹息」が凍傷を与える際に「物理シールドがある場合」という条件があるので、凍傷ビルドではシールド維持が課題となる。守護正義之盾を使うという手もあるが取り合いが激しい装備なのでスキルで賄えるならそうしたい。
告死鳥之翼
(リアクション)受ける範囲ダメージ-40%。いずれかの「維持」スキルの効果中、移動+1。
乏しい移動力を補うありがたいスキル。凍傷ビルドを使わない、もしくはシールドを別の手段で補える場合はこちらを使うのがいいだろう。
ランク7

告死鳥之眼
(パッシブ)「黒羽千片」発動時、追加で「凍傷」と「移動-1」を与える(1ターン)。1対象につき毎ターン1回まで。
黒羽千片:
効果。発動時、ニーディアの「通常攻撃」の倍率は10%に低下する。その後「黒羽千片」が発動し、対象から2マス内の敵に80%の範囲ダメージを与える。ニーディアの攻撃1回につき、同一対象が受ける「黒羽千片」の効果は最大で4回であり、そのうち後の3回は倍率が15%に低下する。
凍傷:
デバフ。生命流失。行動終了時、使用者の物攻+魔攻の50%ダメージを受ける。
凍傷ビルドで必携。適当に爆発させておけば勝手に凍傷にかかってくれるので楽ちん。
死亡宣告
(支援)即時。目標地点から3マス以内の敵全員に「黒羽」を与え(2ターン)、ENを1ずつ、バフを2つずつ奪う。技能使用後、自身は「傷害2」「氷鎧」「死亡宣告」を2ターン得る。
黒羽:
マーカー。ニーディアの行動ターンで通常攻撃を受けると「黒羽千片」を誘発し、「黒羽」は消える。
死亡宣告:
「個性」により「黒羽」を付加する対象人数が倍になる。
アクティブ「通常攻撃」した後、射程内で最も遠い「黒羽」状態の敵2体に「通常攻撃」を行う(倍率は10%に低下する)。
氷鎧:
バフ。使用者の魔攻値60%の物理シールドを得る。凍結地形の効果無効。近接攻撃を受けた場合、相手に移動-1を2ターン与える。
いずれのビルドでも必修。
マス指定で広範囲にマーキングしつつ、ENとバフを範囲内の敵全員から吸い取る。そして通常攻撃すると別の黒羽持ち2体に追撃して爆発を引き起こす。密集した敵を相手にすると非常に強力。ただしニーディア自身はなけなしのシールド以外に防御や生存を高める手段がなく、密集した敵を倒しきれず向かって来られると即ベイルアウトの憂き目を見ることになる。援護防御を用意しておこう。
黒羽千片を連打すれば80%ダメージx3でウホホこりゃすごいやと思ったのも束の間、黒羽千片は「同ターン内で同じ目標に重複した場合は2回目以降の倍率が15%まで下がる」という制限がしっかり課せられている。15%って。死亡宣告が5ターンに1回(星5で3ターンに1回)しか使えない必殺技ポジションであり、かつ条件を揃えて複数回当てるのに結構な段取りがいる割にはダメージが物足りない、と中国ユーザーはご立腹のようだ。星5まで育てば黒羽千片のダメージが30%増しで160%相当を期待できるのだが育成枠は全く空きがない状況で、彼女をそこまで育てて使うかは推し度合いによる。
大型ボスの各マスに起爆準備を独立して付与でき、死亡宣告バフの効果で追撃するとそれぞれのマスが爆発するためボスに集中的にダメージを与えられるが、これも適当に撃っただけでは大した威力は出ずフル介護が必要。

ランク9(通常攻撃)

寒冰箭
(通常攻撃)単体に85%物理ダメージ、移動-1、速度-50を2ターン与える。曲射。
凍傷ビルドのパーツとして、リアクションの「凛冬庇護」、ランク11の「凛冬吹息」とセットで使う。セット運用しないなら不要。
鳴擊
(通常攻撃)単体に85%物理ダメージ。曲射。
アクティブ攻撃後、対象から十字範囲3マス以内にいる先頭の敵を1マス中心方向へ引き寄せる。
撃った対象を基点にして近くの敵を吸引する。敵を密集させた後で黒羽が爆発するように仕向けるためのスキル。黒羽千片をメインに考えるなら活用したい。話は逸れるが吸引効果を「向目標反向擊退1格(ターゲットに向かって反対方向にノックバック)」とわかりづらい表記をしているため、台中双方の掲示板でこれってどういう意味?という質問トピックが立った。このように本作のスキル説明はネイティブですら分からないのだから、筆者がちょくちょくスキル性能を誤解していてもまったく当然のことなのである。
ランク11

凜冬吹息
(支援)即時。「凛冬吹息」を得る。
凛冬吹息:
「維持」EN2。ダメージを与えた時、対象に「凍傷」を1与える(1ターン)。自身が物理シールドを持ち、かつ対象が移動デバフ状態であれば、さらに追加で「凍傷」を1与える。
「凍傷」の付与は対象1体につき毎ターン1回まで(?)
凍傷:
デバフ。生命流失。行動終了時、使用者の物攻+魔攻の50%ダメージを受ける。
維持:
使用後、行動開始時に維持コスト分のENを消費する。不足する場合は強制解除される。維持中は対応スキルの取り消しコマンドに変化する。
毎ターンENを2ずつ消費する代わり、全ての攻撃に凍傷効果をプラスできる。基本は1、条件を満たせば更に+1。
最後の一節はうまく翻訳できないのだが、実際試してみると凍傷は重ねがけ可能。通常攻撃(凍傷+1)、凛冬吹息(凍傷+2)、告死鳥之眼(凍傷+1)で4枚重ねにできることは手元で確認できた。移動デバフがきかない相手には3枚が限界だと思う。


上の例では4枚重ねで18000のHPを奪うため敵は行動後に死ぬ。生命流失はHP割合ダメージではなく使用者のステータス依存(ニーディアは物攻&魔攻)なので水色の耐性アイコンを持つエリート敵にも通る。
寒冰箭と告死鳥之眼をセットし凛冬吹息を維持しながら近くの敵を爆破していれば勝手にこの状態になるため、筆者の中でニーディアは手軽なDOTキャラという位置づけ。ただしその役どころだとルトフィがライバルになってしまう。
箭羽聯翩
(支援)即時。「箭羽聯翩」を得る。
箭羽聯翩:
「維持」EN2。個性による「魔攻値を物攻値に上乗せ」の割合が1.5倍になる。
通常攻撃後、射程内の最も近い対象に追加で倍率10%の通常攻撃を行う。
維持:
使用後、行動開始時に維持コスト分のENを消費する。不足する場合は強制解除される。維持中は対応スキルの取り消しコマンドに変化する。
黒羽蔽日、死亡宣告と合わせて爆破ビルドのパーツ。ニーディアは個性MAXで魔攻値の30%を物攻に上乗せするところ、1.5倍の45%になる。星1だと10→15%。通常攻撃すると追加でもう1回撃つが倍率は10%で数百のダメージしか出ないため完全に起爆用だ。
ランク13(極限スキル)

(パッシブ)(Lv1)HP+10%、被貫通ダメージ-10%。
使用感

手軽な凍傷ビルドと、ロマンあふれる爆破ビルドに分かれる。それぞれのビルドはガチガチでつけるべきスキルはほぼ決まっており、両方試そうと思うならひらめきが複数必要。
事前のキャラ紹介では爆破にクローズアップしていたものの蓋を開けたらポン置きでのダメージ出力が期待ほどではなく使いづらかったため、大陸では初日付近に口を揃えて「スルー推奨」「性能はファカール並み」「Ver.0.1」などと壮絶にディスられていたが、正しく組み立てればちゃんと現代水準のダメージが出る。
とは言え「鈴蘭文学」と揶揄される難解なスキル説明や最近目に付く星5の必要性が高い調整から、引いた直後の試運転で期待外れの第一印象を与えるのは事実なので、サポートセンターにお気持ちを送って改善を促したい。直前の鈴蘭イナンナが化け物ゆえに相対的に見劣りしてしまうのは仕方ないだろう。個人的には性能よりもイラスト品質の低下が気になる。
個人的には凍傷ビルドが手間いらずで良いが、結局普通のダメージディーラーであり特別に刺さる場面を想定しづらいため、他に高出力のアサルターがいるならニーディア不在でも特に影響ないかなあ…という感想。
武器は英霊(物攻アップ)、猟鯨(DOT後押し)、豊穣(維持スキルの補助)あたり。防具は砂時計(物魔アップ)、詭詐之影(物魔アップ)、モチーフの斂息準玦(物攻アップ)、精準表尺(物攻アップ)。タロットは正義・悪魔といったところ。最近悪魔しか使ってないような気がする。
モチーフ装備 斂息準玦

物攻+5%。アクティブ「通常攻撃」前、物攻さらに+15%。次の行動開始時まで持続。
通常攻撃とそれに続く追撃・爆破の判定時に攻撃力を最大20%上げられる防具。
(参考)他のDOTキャラとの比較
星レベルはバラバラ。バフが入り混じっていて厳密な比較ではないので「だいたいこんな感じ」とご理解いただきたい。相手は12章ラストの恋人。
①ニーディア
[(物攻+魔攻)/2]の凍傷ダメージを4枚与える。移動デバフが効かないボスには3枚止まり。効果は1ターン。猟鯨を装備して感染を付与。通常攻撃と爆発のダメージも含んでいる。
実測ダメージ例:1ターン目16000 2ターン目18000(DOT以外の直接ダメージも含む)
星1


②ルトフィ
[物攻x10~80%]の生命流失を複数、物魔参照&範囲対象の點燃も使える。1ターンに3~4枚の重ねがけが可能。本来は集団相手が得意。直接ダメージがなく純粋にDOTだけのダメージ。
実測ダメージ例:1ターン目12000 2ターン目16000
星3


③子安
[魔攻x50~100%]の生命流失を複数持ち、一応感染撃も使える。1ターンに3枚重ね。普段使わないパッシブ(刻骨之蝕)をひらめけば魔攻40%・2ターンを1枚プラスできるが今回はパス。ダメージが大きいのは断罪が8000くらい与えているせい。
実測ダメージ例:1ターン目24000 2ターン目26000(DOT以外の直接ダメージも含む)
星4


④ルヴァタ
(物攻+魔攻)x25%の點燃、HP10%減少の灼焼を使える。1ターンに5枚程度重ねられる。敵の近くに燃焼地形が必要なので今回は他のキャラで着火。火の鳥召喚のダメージがそこそこ入っている。
実測ダメージ例:1ターン目14000 2ターン目24000(DOT以外の直接ダメージも含む)
星3


ニーディアとルヴァタは十分な出力が可能だが前提条件(移動デバフや燃焼地形など)が存在する。
ルトフィはステルス状態のまま攻撃できるので敵集団に接していても殴られないのが便利。
子安は一家に一台欲しい。
彼らを揃えて出撃させるとボスを難なく葬り去れるので、今後はそれを封じるギミック、あるいは生命流失への耐性が増えるかもしれない。
このあと蒸発しました
