雑感
シャドウアサシンを複数呼び出して操るサモナータイプ。総合的な出力はかなり高いが狙ってポンと発動するわけではなくそれなりに準備が必要で、「鈴蘭の剣」に慣れた上級者向けのキャラだと思う。筆者は正直使いこなせる自信がない。
アカンベのポイント
・召喚ユニットに大出力の範囲攻撃や追撃をさせたり、自分を守らせたりできる
・ENやCTの管理を含め全体的にクセが強く、理解して管理するのが大変
・林の上級オーラでCTを削減できる
個性
攻撃+5,10,10,15,15%
EN上限が7,7,9,9,9に増加
EN3を所有するごとに行動終了時に追加でEN1回復
フィールドに暗影刺客がいる時、摔杯為號(AOEスキル)を使えるようになる(CT5,5,5,3,3)
(星5のみ)戦闘開始時のEN+3
EN上限とEN回復量の上昇。初期で7、最大で9まで増える。
即時:アサシンを2体召喚(EN2x2回)
即時:人為財死でデバフ付与(EN3)
殺戮之刃(ENなし)
このパターンを初期から使える。
通常攻撃
単体に80%魔法ダメージ
次に使用するスキルの与ダメ+15%
アカンベの強力なAOEを活かすために…と言いたいところだが実際はあまり通常攻撃する機会がない。
リアクション
攻撃を受けた時、3マス以内に味方召喚ユニットがいれば身代わりに攻撃を受けさせる
毎ターン2回まで
アカンベの呼び出すアサシンは防御ペラペラなのでカバーさせると蒸発してしまうが、高Lvイナンナの親衛隊なら耐えられたりする。普段からあてにするスキルとは言えないもののお守りとして機能する場面はそこそこある。どうでもいいが本人とアイコンの印象があわさり特殊詐欺に見えてしまう。
暗影刺客
即時
指定したマスに暗影刺客を召喚する(1ターンで2回まで)
刺客は操作できず、ステータスはアカンベの攻撃力の85%、防御&HPは20%
暗影刺客が撃破されるごとにこのスキルのCTが1増加する
シャドウアサシンの性能
アサシンはデストロイヤーで「林」「風」「召喚物」判定される。「漂泊者」ではない。
アサシンは人型ユニットだが、その場から範囲攻撃と自軍ユニットに追撃支援ができる設置型の砲台と理解したほうがよい。召喚は敵集団の隙間に差し込むような置き方ができて便利。アサシンは基本的に移動できないので呼び出す場所が重要となる。周囲1マスに味方がいない場合は敵のターゲットにならないが、それと同時に敵の通行を阻害できないという特徴を持つ。近くに味方がいれば敵の移動を邪魔できるがアサシンが攻撃のターゲットにされてしまい、殴られると非常に脆い。この特性を把握して使いこなすことができれば良いのだが、筆者はだいたい忘れていてアサシンで道を塞いだつもりになっていたが敵が素通りして来るというウッカリが多発する。
援護攻撃は35%魔法ダメージ、複数重ねた場合は後続が17.5%になってしまうが、アサシンはアカンベのステータスを参照するため魔攻がそこそこ高い。そのためトドメの追い打ちには充分役立つ。
摔杯為號
フィールド上に暗影刺客がいる時、「殺戮之刃」が使用可能になる
殺戮之刃:
自身から2マス以内の敵に100%範囲魔法ダメージ
回復禁止を2ターン付与する
フィールドにアサシンがいる時だけスキル欄に自動的に追加されるAOEスキル。アサシン全員に「殺戮之刃」を発動させ次々に範囲攻撃させる、アカンベのメインウェポン。
一擲千金
デバフとバフの選択スキル。
人為財死
即時
目標地点から3マス以内の敵ユニットとシャドウアサシンを集合させる
敵ユニットに移動-2、魔防-40%、援護不可を2ターン与える
重賞之下
自身から3マス以内の他の味方ユニットのEN1回復、アクティブスキルのCT-1、攻撃+20%(対象が召喚ユニットである場合は40%)、物防と魔防+20%を2ターン与える
金をばら撒いて敵とシャドウアサシンを瞬時に引き寄せ、移動-2を与えて魔防-40%するインスタントのデバフスキル。いかにもこの次に「殺戮之刃」を使えというお膳立て用である。ただしユニットの位置が変わってしまうので敵全員にまんべんなく当たらなくなる場合もあり、若干使いづらさを感じる。
バフの方はEN回復にCT減少と攻防アップで性能は悪くないのだが、デバフと択一なので使える機会が限定的。
上級陣営オーラ:列陣如林
列陣如林陣営の味方に以下の効果
攻撃+10%、防御+20%
CT4以上のスキルのCT-1
召喚ユニットの与ダメ+20%
CT4以上のスキルをCT-1し、召喚物の攻撃力を上げる。CT減と相性が良いのはエダ、シモーナ。召喚ユニットを出せるのはイナンナとサフィア。かなり強力な効果があるので頭に入れておきたい。
千金散盡
目標方向5x3マス内にいる、各列先頭の敵に90%の魔法ダメージと2マスノックバック
自身の正面3マスに暗影刺客を召喚する
攻撃後、自身がEN回復禁止を2ターン得る
横5x縦3と本作では少ない横長の範囲攻撃。90%魔法ダメージ+2マスノックバックとダメージもそこそこ出る上、攻撃と同時に3体のアサシンを召喚する。
アカンベの固有リアクションは召喚ユニット(※アサシン以外も可)に自分をかばわせるものなので、範囲攻撃と同時に自身の被弾を防げる肉壁を張りつつ援護攻撃の手駒を増やせるのは便利だ。
このスキルは使用後2ラウンドはEN回復禁止のデバフがつくという重大な弱点を抱えている。派手な帽子の干渉無効で防げるので持っていたら装備させよう。
使用感
直感的には分かりにくいがアサシンの特性を把握して上手く使えれば非常に面白いユニット。挙動を理解するまで結構使い込まないと、聞いただけではなかなかイメージできない部分が多い。
目玉はAOE「殺戮之刃」だろう。アカンベのターンで命令を発動するとアサシン全員が順番に2マス内100%魔法ダメージで範囲攻撃し回復禁止を与える。アカンベのオーラがあればアサシンの攻撃力はかなり高くなるし、さらにインスタントの「人為財死」で魔防-40%できるので、組み合わせればかなりの出力が得られるはずだ。
武器について。アカンベは自身の攻撃よりアサシンに任せる部分が多く、本人は生き残ることが重要なのでHPが上がる星光の名残が良いと思う。ENを大量に使うので豊穣の杖があればそちらも良い。千金散盡を使うなら範囲攻撃をバフする怨恨の箒や拡散プリズムも選択肢に入る。防具は干渉無効で千金散盡のEN回復禁止を防げる派手な帽子。派手な帽子は他に適したキャラがいないので優先してあてがいたい。タロットは世界でEN回復とCT削減を補助するか、確率だが運命でのEN回復に賭けるのもいい。刻印は杖+聖杯でENとCTを踏み倒そう。なお、察しのいいプレイヤーは産廃扱いの遺骨の杖がここで使えるのでは?と考えるかもしれないが、アサシンを撃破されるとCTが増える性質上、アカンベに遺骨の杖はまったく推奨できないことを言い添えておく。