ルヴァタ

名前クラスレアリティ
ルヴァタ
露維塔
ブレイカーSSR
画像所属武器
法皇国

筆者のプレイ体験における使用感です。スキルやビルドは参考例で、絶対の正解ではありません。

雑感

400年以上生きていると噂される伝説の魔女。村を丸ごと焼き滅ぼすなどの悪行から法皇国に高額の賞金をかけられ追われる身である。

鈴蘭の剣では初となる魔法タイプのブレイカーユニット。これまで完全に死にステだったブレイカータレントの魔法攻撃ノードが初めて活かされる。

個性やスキルはほぼ全てが炎に関係したもの。ちょろっと火魔法を使えるだけで「炎の魔女」を名乗るSRの彼女が「どうも、”炎の魔女”です」とルヴァタ相手に自己紹介するのはほぼ罰ゲームだと思う。

ルヴァタのポイント
・高威力&大消費、炎属性の範囲魔法使い
・炎地形を利用して移動や攻撃を行う
・味方全員に炎地形と火傷への耐性を与える

個性

戦闘開始時、フィールド上の味方ユニットが「免疫燃焼地塊」を獲得する。
魔攻+5,10,10,15,20%
ダメージを与えてクリティカルが発生した時、対象に「點燃」を2ターン付与する(毎ターン1,2,2,3,4回まで)。
「火属性」スキルを使用後、自身はクリティカル+0,15,30,30,45%とクリダメ+0,0,15,15,45%を2ターン得る。

免疫燃焼地塊:
バフ。火傷と燃焼地形の影響を受けない。

點燃:
生命流失系。行動終了時、術者の(物攻+魔攻)の25%のHPを失う。

意外とクリティカルに偏った性能をしている。點燃は何個でも重複できて敵ターンにかなりのHPを削れる。炎地形無効は便利だが分類はバフなので解除される危険がある点に注意。

初期スキル

灼熱之眸 EN1 CT0
対象となる地点を選び、そこから1マス以内の敵に80%の火属性範囲魔法ダメージと點燃を与え、地形を燃焼に変える。自身は攻撃+10%と冥想を2ターン得る。

點燃:
生命流失系。行動終了時、術者の(物攻+魔攻)の25%のHPを失う。

冥想:
行動開始時、EN1回復。

敵集団の進路をとりあえずこれで燃やしておけば勝手に突っ込んで炎上してくれる。自身は冥想がつくのでEN回復も増える。ダメージ自体もそこそこある上に點燃もつく。取り回しが便利で使いやすいスキル。

これがEN1・CT0で使えるとは時代は変わった。この記事の最後の方に「炎の魔女」の火柱術との比較が書いてあるが見たら驚くと思う。

ランク1

炙熱
(パッシブ)行動終了時、自身から3マス以内のランダムな負傷状態の敵1名に灼焼を2ターン与える。

灼焼:
デバフ
行動終了時にHP10%を失う。重複時は累積せず直ちにダメージを受ける。

あえてルヴァタの枠を使うほどではないだろう。

露維塔的惡毒詛咒 EN0 CT4
(デバフ)即時
対象を「詛咒青蛙」に変化させる。対象の2回目の行動開始前まで。

詛咒青蛙:
免疫定身を持つ相手には効果がない。
移動力1、バフ、デバフ、ノックバック、位置転送無効。
あらゆるダメージを受けない。

説明欄には書かれていないが敵キャラにしか使えず、味方やオブジェクトはカエルにできない。カエル状態でも通常攻撃はできる。面倒な敵はたいてい水色アイコンの免疫スキルを持っているので無効。モブ敵をカエルにすれば行動不能に近い状態にはできるが同時に無敵化もするのでわざわざ1枠割いて持ち込むのは難しい。

敵を数ターン使役して味方にできるとか、味方をカエル化するとステルス化して水中移動できる…とかなら使いようもあるのだが、現状では使い道が乏しいと思う。

ランク3

熾焰逐躍
(パッシブ)灼焼状態の敵に対し、クリティカル率+20%。點燃状態の敵に対し、クリダメ+20%。
灼焼状態の敵を撃破すると対象から2マス以内の敵に60%火属性範囲ダメージを与え、點燃を2ターン与える。

灼焼:
デバフ
行動終了時にHP10%を失う。重複時は累積せず直ちにダメージを受ける。

點燃:
生命流失系。行動終了時、術者の(物攻+魔攻)の25%のHPを失う。

炎上している敵を撃破すると燃え上がりその敵から2マス内の敵にそこそこのダメージを与える。1人死ぬと次々に連鎖するので集団戦で極めて有効。クリティカル率とクリダメが上がるのでボス相手でも無駄にならない強力なパッシブ。

烈意灼心
(パッシブ)炎地形にいる時、攻撃+20%。
行動終了時、自身のいるパネルを強制的に炎地形に変える。2ターン持続。

攻撃が20%アップするということは単に魔法の威力が上がるだけでなく、攻撃を参照する點燃の威力も20%上がるということである。ルヴァタの近くはだいたい燃えていると思うので恩恵を得られる機会は多い。

ランク5(リアクション)

燼火之壁 CT3
(リアクション)単体物理攻撃または単体魔法攻撃を受ける前、自身が炎地形にいる場合、先制攻撃を行い、炎地形を吸収して自身の魔攻100%で相手の攻撃に対応するタイプのシールドを張る。2ターン持続。

浴火
(リアクション)灼焼と炎地形の影響を受けない。
炎地形にいる時、被ダメージ-10%、行動終了時HP20%回復。

灼焼:
デバフ
行動終了時にHP10%を失う。重複時は累積せず直ちにダメージを受ける。

ルヴァタの個性に含まれる炎地形無効は永久効果ではなくバフにすぎないため敵のスキル等で解除されることがある。そうなると自らが撒いた炎で焼け死ぬという爆笑ギャグを披露する羽目になるので、それを避けたい人は浴火が無難。そんなミスするわけねーwという自信がある人は燼火之壁で先制+シールドを持っておくのも悪くない。個人的にはリアクションでCT3は長く感じる。

ランク7

自由之烈翼 EN0 CT3
(支援)即時
フィールド上の任意の炎地形へジャンプし、周囲1マス以内の敵に50%の火属性魔法ダメージを与え、1マス以内の地形を強制的に炎へ変える。

範囲1マス
□■□
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□■□
周囲1マス
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■■■

射程無限なので、都合よく炎が撒かれるマップでは敵軍の背後に回るなど面白い使い方ができるだろう。

晶能親和
(パッシブ)行動終了時、ENを追加で1回復。ENが1未満の時、さらに追加で1回復。

ベラでおなじみのEN供給装置。もちろんルヴァタにも大きな恩恵をもたらす…が、現環境では1枠をこれに割くよりも戦術でのEN供給やココア・ターイルといったキャラを利用して本人は攻撃アップできるパッシブを積んだ方がいいと思う。

ランク9(通常攻撃)

灼燒擊
80%魔法ダメージと灼焼を2ターン与える。

烈翼
90%の火属性魔法ダメージを与え、地形を強制的に炎に変える。

特に書かれていないが、烈翼は障害物に軌道をブロックされない直撃スキルである。射程も3でかなり便利。

ちなみにベラの岩石落としやリリヴィアの疾風破なども以前は「直撃」という区分が表記されていたのにいつの間にかなくなり、試してみないと軌道が分からない仕様に改悪されてしまった。

ランク11

烈翼‧熾焰涅槃 EN5 CT0
(魔法ダメージ)選択したマスから2マス以内のランダムな敵に6回攻撃を行い、1回ごとに対象から1マス以内の敵に20%範囲ダメージを与え、かつ最初の3回の攻撃はダメージを与えた後に灼焼を2ターン与える。
選択したマスから2マス以内に炎地形がある場合、それを吸収し、最初の3回の攻撃後に追加で點燃を2ターン与える。

灼焼:
デバフ
行動終了時にHP10%を失う。重複時は累積せず直ちにダメージを受ける。

點燃:
生命流失系。行動終了時、術者の(物攻+魔攻)の25%のHPを失う。

長ったらしく書いてあるがタクティクスオウガのサラマンダーのように範囲内の敵をランダムターゲットする。1体に集中させれば大ダメージを与えることが可能。分散するとそれほど威力が出ないのでボスなどの単体向き。近くに燃焼パネルがあるとそれを吸い上げて點燃に変えるが、このスキル自体には地形を燃やす効果がなく、どこかから火を調達する必要がある。

星隕之炎 EN4 CT0
(魔法ダメージ)対象地点を選び、そこから3マス以内に炎地形が存在しない場合、範囲内の敵に70%の火属性範囲ダメージを与え、選択地点とその周囲1マスを強制的に炎地形に変える。
3マス以内に炎地形が存在する場合、範囲内の敵に140%の火属性範囲ダメージを与え、炎地形を吸収する。

この射程と範囲で140%は強すぎるだろ常識的に考えて…。

(範囲内に燃焼地形が存在しない場合)火属性攻撃なので可燃性の地形の場合は攻撃範囲全体を炎上させ、不燃性の地形であっても中心点と周囲1マスを炎に変える。

(範囲内に燃焼地形が存在する場合)範囲内の燃焼パネルが除去されて普通の地形に戻る。ただし燃えている敵が死んで熾焰逐躍が発動した場合はその範囲内にある可燃性の床が燃える。

火の鳥召喚と違ってこちらはこのスキル自体に火属性と強制燃焼の効果があるため、火をセルフで供給できる。2回も連発すれば敵集団は文字通り灰燼に帰すだろう。

使用感

炎とDOTに特化しており、とにかく地形や相手を炎上させておけば強いという分かりやすい性能をしている。大技のEN消費はデカいがココアやターイルがいればさほど困らず、いなければベラと同じく晶能親和で補助できるし初期スキルには冥想(EN回復+1)もついている。戦術スキルでEN注入してもいい。攻撃技がいずれもCT0なのでEN供給手段があればむしろ連発できて使いやすい部類だ。敵が密集しているところへ範囲攻撃を撃ち込み、1人死ぬと熾焰逐躍の効果で次々に連鎖爆発して全員蒸発するのは気分爽快の一言に尽きる。

特に考えずに放火して回れば十分強いので筆者のようなカジュアル勢でも使いやすい。複雑な機構のキャラが増えて記事を書くのも実用するのも億劫になりがちな昨今、こういう方向性は歓迎。ただ初心者が使うには少々コストが重いのでスキルセットは軽量化しよう。

味方に炎地形無効のバフを撒けるのが存外便利。このゲームは炎や氷のパネルが自軍に与えるデメリットのせいでそれらを使うのに躊躇する場面があるが、彼女がいれば敵は火だるま・自軍は涼しい顔で火渡りできるので快適だ。オーラではなくただのバフなので解除やスティールには注意がいる。

點燃(生命流失)はスタックせず別枠で累積するのでかなり削れる。敵は1回行動してしまうが、炎地形に囲まれていると多くのモブ敵は歩くことすらままならず焼死する。コヴァレと合わせて神兵70に生命流失を20個以上重ねておぞましいDOTを与える様子が投稿され、環境の変遷をこれでもかと理解させられた(バハムート)。

炎の魔女の「火柱術」とルヴァタの「灼熱之眸」を比較すると、性能の基準がどれほど上がっているかよく分かる。

火柱術 EN2
・対象地形から1マス以内の敵に70%火属性範囲魔法ダメージ

灼熱ノ眸 EN1
・対象地形から1マス以内の敵に80%火属性範囲魔法ダメージ+點燃(生命流失)
・地形を強制的に燃焼させる
・自身は攻撃+10%と冥想(EN回復)を2ターン得る

「地形を強制的に燃焼させる」とは、黒泥などを燃焼で上書きできるということ(普通の火属性攻撃では変化しない)。また石畳のような「火属性の攻撃で燃えない」と書いてる地形を普通に燃やせてしまう(オブジェクトは燃やせない)。これは別にルヴァタが初というわけではなくベラのファイヤーウォールにも地形を燃焼させる記述があり、同様の効果を持っている。一応、エダの酒を撒いてから燃やせば普通の火属性攻撃でも同じことはできる。

装備はとりあえず範囲攻撃と魔攻をブーストしておけば問題ないだろう。武器は拡散プリズム怨念の箒豊穣の杖。防具は魔攻の上がる砂時計、魔法ダメージが増える血晶石護身符、可燃性の床を燃やせるバーニングストーン、浴火と組み合わせて常磐の飾りあたりか。タロットは素直に魔術師で良い。個性によりクリティカル発生時に生命流失を追加で付与するので、もし魔攻チューンの正義があればそれで補強するのもありだ。刻印は剣+杖で出力を上げるか、EN供給ができないなら杖+聖杯で踏み倒すのもいいだろう。常磐の飾りを使うなら剣+聖杯もおすすめ。召喚で6回攻撃すると同じ数だけ回復判定が入るので、1回の攻撃でバフが6回かかる(同じバフが発生すると上書きされるので実際は4個くらいしかつかないが)。