雑感
各地を旅するウィルダ舞踊団の座長。イギーのことを弟だと言っていたが、毎回兄とセットで出てくるヌンガルと違って姉弟での絡みは全く無いので設定した人間が忘れているのではないかと思う。
突進攻撃と連撃が武器の高機動型ダメージディーラーであり、「敵をすり抜けられる突進で接近しつつ攻撃→連撃→突進で離脱しつつ追い打ち」のパターンを繰り返すのが基本にして全てのシンプルなキャラ。意外な欠点としてなぜか移動4に設定されている(他のアサルターは5が多い)。そのため移動手段を兼ねて突進攻撃を装備するのはマストと言えよう。
シャックルルのポイント
・突進と再移動を使った機動力が売りの中距離連撃アタッカー
・感染と貫通属性の追撃で高防御の敵を相手取ることも可能
・連撃が範囲内ランダムなので巻き込む敵の数に気をつけよう
個性
跳躍
敵にダメージを与えるごとに「蜂刺」のマーカーを1付与する。
蜂刺が3に達すると物攻値の20,20,40,40,40%で貫通ダメージを1回与え、感染を1付与し、蜂刺は除去される。(星5のみ)追撃発生時、ENを1回復し、魅惑と驚鴻之姿のCT-1(毎ターン1回まで)
攻撃+0,5,5,10,10%
遠距離攻撃時、射程+0,0,1,1,1
星3で射程が伸びて追撃貫通ダメージの威力が倍加し、かなり使い勝手が向上するのでそこまでは上げたい。
通常攻撃
単体物理33%ダメージを3回与える
射程2-2で隣接した敵には攻撃できない。個性が星3になると射程が1伸びて2-3になる。個性の効果で3回攻撃すると貫通ダメージの追撃と感染1が発生するので、事実上4回攻撃+感染と言ってよい(ただしダメージがシールドに吸われて本体へ届かない場合は攻撃したことにはならない)。
リアクション
健康状態の敵に攻撃される前、回避を2回獲得(1ターン)し、かつ自身と対象の位置を入れ替える。CT3。
自動的に回避してくれるのでありがたいのだが、回避だけでいいのに位置交換がつくせいで別の敵の攻撃範囲に入ってしまい事故ることがある。
シャックルルはなぜか敵が健康状態であることにこだわりがあるようだがキャラ設定やエピソードとは(多分)関係がなく、理由はよく分からない。
驚鴻之姿
即時
十字範囲3マス内の地点を指定し、突進して対象地点から2マス内のランダムな敵に2回攻撃して物理10%の範囲ダメージを与える。
個性の貫通ダメージが発動した場合、このスキルをすぐに使える。
シャックルルの特徴的なインスタントスキル。敵や障害物をすり抜けて突進し、目標地点から2マス内の敵にランダムで2回攻撃する。射程高低差が-1~+1と書いてあるが2段は超えられる。3段は無理。また敵や岩はすり抜けて向こう側に着地できるが、奈落は越えられない。水は越えられる。ワープっぽい挙動なのだが穴や段差を無視できない点に注意。
この突進は「同ターン内に個性の追加ダメージが発動した場合、攻撃後にすぐ再使用できる」性質を持つ。個性の追加ダメージは同一目標に3回攻撃するごとに発生するので、単体が相手なら達成は容易だ。これを利用して「突進で近づき、攻撃してから突進で離脱」というムーブで戦場を舞うように駆けることが可能となる。障害物や水地形をうまく挟めば一方的な攻撃もできるだろう。シールド持ちに攻撃を吸われると発動しない点には注意。
突進攻撃自体にダメージはないに等しいが、流連忘形のパッシブスキルと組み合わせることでデバフを追加できる。
流連忘形
「魅惑」「驚鴻之姿」が命中した後、自身のENを1回復(毎ターン1回まで)。
並びにそれらのスキルが健康状態の敵に命中した場合、対象に攻撃-20%と「流連忘形」を2ターン与える。
流連忘形:
パッシブスキル無効、移動-1
魅惑または驚鴻之姿(突進)を当てるとENが1回復し、敵が健康状態なら攻撃-2と流連忘形(パッシブ封印・移動-1)のデバフを付与する。
2ターンのパッシブ封印は結構強烈。移動も落とすので離脱したシャックルルを追ってこられない。
曲終謝客
自身から3マス以内のランダムな敵に物理20%の範囲ダメージx8回与える。
個性の貫通ダメージは重複発動する。
メインのダメージソース。範囲内の敵にランダムターゲットの8回攻撃。1体に集中させればかなりの威力になるが3~4体含めてしまうと分散してチョロッとしか削れない。突進と突進強化を装備したらENを消費するスキルはこれだけなのでコスト管理は簡単で使いやすい。
魅惑
即時
命中後、対象が受ける持続ダメージ+30%(2ターン)
健康状態の敵は1ターン魅惑となる
魅惑:
コントロールを受け付けず、術者へ向かって移動する。
①健康状態の敵をシャックルルに向かって移動させ、他の行動ができない状態にする。
②受ける持続ダメージを30%増加させる。
水平射撃で直線にしか撃てず、射程も個性込みで4マスと特に長くもない。魅了効果も1ターンしか持たない。正直どう使えばいいのか良くわからんスキルである。
モモの個性による持続ダメージ増加と重ねがけが可能で、合計65%まで上昇する。感染が効く敵ならゴッソリ削れるはずだが、それ目当てで魅惑に1枠使うなら殴ったほうが早い気がする。こういうクセのあるスキルを上手く使えるのがゲーム巧者なのだろう。
使用感
連撃スキルを持つが範囲内の敵をランダムに殴るため、乱戦の真ん中で撃つとダメージがバラけてしまいまるで役に立たないことに注意。範囲内に1~2体だけ入れて使いたいが、範囲攻撃のためダメージ予測が難しく「1体に集めるとオーバーキルだが3体に広げると大して削れない」という場合が多く扱いはややピーキー。ある程度の経験で判断するか、試した後での巻き戻しが必要とされるかもしれない。
ナイフガントレット→突進2連撃→8連撃→突進2連撃を全て1体に叩き込むと13回攻撃。3回ごとに追加ダメージと感染が発生する。
ノノヴィアとの比較
ノノ最大の売りである奪魄(被ダメ+30%)に対し、シャックルルは鎖定(物防-40%)を持つが、シャックルルの突進と連撃を活かすために枠を取られてしまい鎖定まで入れている余裕はない。デバフは他のキャラに任せ、中射程での攻撃に専念する方が得策。
ガルシアとの比較
ガルシアは処刑で尻上がり的に強くなっていくのとリアクションの追撃が強力で、かつ鎖定を入れる枠もあるため長丁場で本領を発揮するボス戦向けのキャラ。シャックルルは突進でヒラヒラ移動しつつ連撃を叩き込み感染を撒いて離脱するようなムーブなので、敵があちこちに分散していて走らされるようなマップで使いやすい。
コンセプトはシンプルで初心者でも扱いやすい部類のキャラだと思うが、個性が育たないと本領を発揮できない所がもどかしい。13章ではゲスト参戦で完成形を使うことができるので、まずはそちらで使い勝手を試してみるのが良いだろう。