2024.12.27に実装される「緋色の夜」(緋紅之夜)について概要を紹介します。
緋色の夜とは
「緋色の夜」とは、本編エピソード(螺旋の新章として常設)+複数の外伝(時限イベント)からなる一連の長大なイベント群のことです。
台湾では2024年の6月から10月まで開催され、開発は「1周年記念コンテンツ」と謳っていました。台湾のサービス開始は2023年8月ですから一周年の前後2ヶ月ずつにわたってひたすら緋紅之夜関連のイベントが続いていたことになります。原題は「緋紅之夜」。英語版では「Night Crimson」で、イメージビジュアルを見て分かる通り「緋色」よりも「深紅」と言った方がイメージに忠実かと思われます。
舞台設定
エピソードは団長が地下牢を脱出し鈴蘭の町にたどり着くより7年前、ラヴィアとサフィアが軍学校を出てウェーブラン保安局の警察組織に配属された所から始まります。このシナリオには団長や猫は一切出てきません。未来から干渉して過去を変えるといった要素はなく、シンプルに過去にあった出来事を追体験するという内容。
新卒の二人が同僚たちと共に街で起こったいくつかの事件を捜査するうち、一連の事件が実はつながっているのではないかと気づきはじめます。それはやがて思いもよらない巨大な陰謀を暴くきっかけとなり、若き二人は苛烈な運命の渦に翻弄されていきます…。
登場人物
主人公(操作キャラクター)は7年前のサフィアです。同室のパートナーとして当時のラヴィア。そして配属先であるウェーブラン保安局機動隊の同僚数名がパーティメンバーとなります。メンバーは完全固定で、現行の螺旋のように酒場で募集したり楽園から連れ込んだりすることはできません(一度クリアすると持ち込みと助っ人が解禁されます)。
他に機動隊の上司リラ、サフィアの父親である財務大臣コヴァレとそのメイドのキア、港湾地区を縄張りにする半グレ集団ドッカーズの面々とリーダーのトリスタ、イリヤ独立戦争の英雄パミーナ将軍といった面々が物語を彩ります。
プレイアブルとして実装されるのはサフィア(夏日約定)、ラヴィア(初夏記憶)、リラ、コヴァレ、キア、トリスタ、パミーナ。他にSRの暗芒、苦薬、烈嘯がガチャプールに追加されるはず。
特徴
既存の「運命の螺旋」とは無関係
コンテンツの入口からしてこれまでの螺旋とは別の画面であり、シナリオチャートもつながっていません。またキャラやアイテムの持ち込みは一切できません。
舞台は992年のウェーブラン
街の中で会話や戦闘が発生します。なお、後日開催される(と思われる)外伝の中には、ここよりさらに過去に遡るものもあります。
「突入戦術」が使える
戦闘開始前に限って使える特殊なスキルで、敵の警戒を解除したり、床の火を消す、狙撃して敵を減らすなど、色々なことができます。敵の配置や特性に合ったスキルを使ってから突入することで戦闘を有利に運ぶことが可能。
料理でステータス上昇
妙に気合の入った作画の数々が見られます。1日肉体労働して帰った後に寮でササッと作るような料理じゃねえ! 作るのは主にサフィアで、主に食べる担当のラヴィアにバフがかかります。
携行装備
武器防具とは別枠の携行装備が存在します。その代わりタロットはありません。
スキルはキャラごとに固有のツリーから習得
螺旋と違ってランダム報酬から選ぶ方式ではありません。レベルで解禁されてお金やチケットを使って習得します。
ユニーク品「疾風天烈剣」の取り逃がしに注意
イベントで配布される初夏ラヴィアのモチーフ装備「疾風天烈剣」とその強化素材一式は、実装時点でユニーク品であり取り逃がすと困ったことになります。台湾ではしばらく経ってから豊穣パスの武器選択箱に加えられました。取得条件は特に難しくなくイベントミッションをいくつかこなすだけですから、忘れずに確保しておきましょう。ちなみに分類は剣ではなく斧です。
過去の二人の関係性や出来事を把握した上で、螺旋の会話イベントやサービス開始直後にあった宴会イベントでの二人のやり取りを見直すとかなりエモくてグッと来ます。ただゲーム内にはアーカイブもないし期間限定イベントの復刻もされないので、自分でスクショや録画をしていなければ動画サイトなどを漁る必要があり超絶不便です。不便と感じたらイベントアーカイブの要望を運営に送ってください。筆者も切望しています。