他のルートとの違い
「鈴蘭の剣」が傭兵団を辞めて総合商社に転身するのが最大の特徴です。
エラマンルートへの入り方
新しく道標が配布されます。新規の周回開始時にそれを使うことでエラマンルートからスタートします。ただのシナリオ展開の変化ではなくゲームシステムから大きく変わるため、分岐というより別モードでプレイすると考えたほうが実態に近いでしょう。
街の施設
右下に「商会」が建つ以外は3国ルートと同じです。3国ルートでは味方する勢力に応じて各施設が強化されていく(騎士連合→鍛冶屋、イリヤ王国→ベラ工房、法皇国→教会)という特徴がありましたが、エラマン編ではそれがありません。訓練所の枠も1つのままで、素の状態ではお助け要素が少なくやや高難度だと感じられました。現在は助っ人機能の解禁で、もはや戦闘の難易度はゼロに近い環境となっています。楽園で育成が進んでいるプレイヤーなら戦闘に関しては心配することはないでしょう。
商会では受注カウンターがあるほか、交易ルートの発展度に応じて各地から商人が訪れるようになり、特産品を仕入れることができます。ここで仕入れた特産品を別の地域に転売することで莫大な利益をむさぼり、軍事力ではなく金とコネの力でイリヤを牛耳ることがプレイヤーに課せられた目的です。太閤立志伝みたいですね。
交易の流れ
商会カウンターから受注画面を開くと、各地から「注文」が寄せられています。この中から儲かる取引を選んで受注し、依頼主へ商品を届けましょう。依頼を果たすことで報酬を得て名声が上がります。むろん道中は危険と隣合わせで、高価な商品を狙う盗賊の襲撃が予想されるので備えが必要です。
出荷する特産品を選ぶと、予想される利益と報酬が表示されます。特産品には色で表されるグレードと土地による需要の高低があり、それらを組み合わせた時価によって最終的なリターンが上部に表示されています。今回は「暴利」だそうです。別に暴利を得たからといってモラルや信用が下がることは(多分)ないので、高額かつ需要の高い商品を山積みして出荷しましょう。
画面下部では隊商の「護衛」を0~2名つけることができます。荷物を狙う盗賊との遭遇戦で、護衛がついている場合は荷物を守りやすくなります。つけなくても出発させることは可能ですし、遭遇戦が起こってから援軍を出すこともできます。従って「護衛は絶対につけなくてはならない」というわけではありません。
遭遇戦が発生した場合、放棄か出撃か選びます。ここで放棄して逃げても取引は一応達成したことになります(報酬は最低グレード)。商会が成長すると交易ルートが増え、運が悪いと毎週複数の遭遇戦が発生するようになるため、シナリオの消化段階に入ったら重要度の低い取引では遭遇戦が起きなければよし、起きたら放棄するのもひとつの手です。
遭遇戦は「荷物やNPCを護衛しながら襲ってくる盗賊を排除する」といったものが基本です。護衛対象が撃破されると報酬が減ります。楽園から次元を超えて用心棒を連れてくれば苦戦することはないと思いますが、勝利条件が特殊で力押しできない戦闘がもしあればその限りではありません(あったかどうか覚えてない)。任意出撃の援軍を螺旋内のキャラで賄う場合、他の地域を護衛しているはずのキャラや特訓中のキャラでも普通に出せるので、やりくりの面ではさほど苦労しません。
それぞれの取引先には商業の発展レベルがあり、何度も依頼をこなしているとLvが上がって新たな特産品が増えたりします。それを仕入れて別の地域へ転がすことで商会の富は貴族や王室が持つ資産を超えるほどに膨れ上がっていきます…。
「貿易機会」はいわゆるミッションです。特定の人物から指定される取引を無事終わらせることでシナリオが進展します。基本はこれを進めていくことになるでしょう。ちなみに商会資金(コインではなく手形のほう)をある程度貯めておくと重要な取引で役立つ時があるかもしれません。